昼休み

「なぁなぁ、レン!なんかお前の事呼んでるぞ?」

そう言われたのは、昼休みでご飯を食べ終わった後。

「まじ?誰だろ…行ってくるわ」
「おぉ!いってらっしゃい!!」

廊下の方に歩いて行き、ドアの向こうを見ると、リンがいた。

「リ、リン…??」

(何でここにいるの?)

「あ、あのね!」
「もしかして誰か待ってるの??俺、呼ぶよ?誰??ネル?テト??」

そうわざとらしく言って、離れようとするレンの体を、リンが制服の袖をひっぱって引き止めた。

「ち、違うの…、レン君にね、用があって来たの…。ちょっと、平気かなぁ??」


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