殉愛者
作詞　歌片Ｓ魚

午前３時の鐘が鳴る　舞台のライト落とされる
美しいふたり切り裂く残酷で無意味な幕間喜劇

聖者は頭巾目深に被り　娼婦は黒いベールを纏う
影に溶け込み無表情　お人形みたいにすましてる

帳を下ろし無邪気装う　素顔見せずに言葉を交わす
背中合わせで手をつなぎお互いのぬくもり知りながら

愛とケーキはよく似てる　これはぼくだけのものだよと
純真無垢な夢見人に幻覚を
独りよがりな多幸感を
公平に均等に分配するものだと
ほんとうはわかっているはずなのに

午前１時の鐘が鳴る　はじまり告げる暗黙に
美しいふたり約束　天国で会えても無視をしようね

午前７時の鐘が鳴る　別れを告げる沈黙で
優しさで心切り裂く冷酷で無慈悲な博愛主義者

聖者から娼婦からでも求めれば与えます　溢れるほどに
万人に向けての愛と友情

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