可愛い君と×××


北条氏康が納める城……小田原城は緊張感ある空気に包まれていた
兵士達は城までの道を武装して立っている、そう今日は自分達の城の主―氏康の妻となる女がこちらにやってくるのだ
氏康が正面を見つめていると駕籠を担いだ今川家の人間がやってくるのが見えた
ここまで何もなく無事に来れた事に氏康はホッとしていた
駕籠が氏康の前で降ろされる、今川の兵士が駕籠を開けると中から美しい女の顔が見えた
彼女が今川義元の妹で名前はなまえ……今日からは北条なまえとしてここに住む

なまえが立ち上がったときにうっかりと彼女は自分の着物の裾を踏んでしまい、前にこけそうになった。それを誰よりも早く受け止めたのは今川の人間ではなく氏康だった

「大丈夫か?」
「はい……ありがとうございます」
「てめぇのカミさんなんだ、こんぐれぇは当たり前だ」

ニッと笑う氏康になまえも微笑んだ、城の兵士誰もがその時思った
この夫婦はこれから末永くやっていけるだろうと……


婚儀も交わされて城の者達から祝福を受けたその日の夜
寝る準備をしていたなまえの元に氏康がやって来た、そう今日から夫婦になったのだから一緒に寝るのは当たり前
男と寝るのは初めてだからどうも緊張してしまう。氏康はドカッと音を立てて布団の上に座る

「なまえ…」
「は、い…?」
「…こっちへ来い」

手招きされて彼女は素直に従い氏康の元へと向かう、足を大きく広げて座っている氏康のその間に正座をして座るとグイッと引き寄せられて唇を塞がれた
接吻も初めてだったので彼に任せてぎゅう、と目を閉じた。ようやく唇が離されて彼はそのままなまえを布団の上に押し倒した

「うじ…や、す…さま…」
「安心しろ、優しくしてやるからよ」
「あっ…!」

腰紐を外されて前が肌蹴るとなまえの白くて綺麗な肌が露になる
それを見た氏康の瞳が益々鋭くなった、彼女を全裸にさせると豊満な胸を両手で愛撫する。柔らかくてとても気持ちがいい、人差し指で先端をグリグリと動かしてやれば声が漏れる

「あっ…ふぅ…んっ」
「おい声抑えんじゃねぇよ、聞かせろ」
「っん…やっ…」

自分の手の甲で声を抑えるなまえに氏康はため息をつくと側に置いてあった腰紐で彼女の両手を縛る

「あっ…!」
「たっぷり鳴けよ」

ニヤリと氏康は笑うとそのまま下へと体をずらしていき彼女の秘部へたどり着く芽の部分に舌を這わせてグリグリと押しつぶしてやれば魚のように体をビクリとさせる
それに気をよくした氏康は割れ目を左右に開いて中へと舌を挿入した

「ひあっ…!舌…やっ…あぁああぁっ!!!」
「随分といいみたいだな?さっきから液が溢れてんぞ」
「やっ…駄目…ああああぁんっ!!!」

どうやら絶頂を迎えたらしくなまえは身体をビクビクとさせていた、氏康が舌を抜くと糸が引き途中でぷつりと切れる。彼女の秘部の周りはすでに彼女の液で布団が濡れていた、耐えられなくなった氏康は自ら着流しを脱ぐとすでに勃起している自身を曝け出した
初めて見る男の自身になまえは目を見開いた、氏康の物は普通の成人男性の物より何倍も大きい為、あれが本当に自分の中に入るのかと恐ろしくなってしまう
なまえの両足を開かせて自身を秘部に何度か擦りつける、熱い塊に体を反応させる彼女の中へとゆっくりと挿入した

「んやっ…いた…いっ…!!!」
「ド阿呆…っ!力を抜けっ…!!」
「やっ…無理です…っ!!」

あまりのキツさに氏康も片目を瞑る、まだ先端しか入っていないが濡れてきたのか少しずつではあるが奥へと入っていく
初めて男性器を受け入れたためなまえは痛さに涙を流す。半分ぐらいまで入った所で氏康は動きを止めた

「大丈夫か…?」
「はぁっ…はっ…なんとか…」

氏康はなまえの額に接吻をしてそのまま彼女の顔を見つめながら腰を動かす

ズプッズヌッヌブッ!!

「あああっ、あっあっああっ!!」
「お前さんがいいのはここか?」
「あっ!そこっ…やああぁぁっ!!」

彼女の感じる部分を激しく攻め立てる、その時なまえが自分の縛られた両手を氏康の前に差し出した

「もう…声塞ぎませんから…っ、貴方を…抱きしめたいですっ…」
「……わかったよ」

両手の紐を外してやると自由になったなまえは彼の首に両手を回してぎゅう、としがみついた
その行動が可愛くて氏康は彼女の太股をグイッと自分の方に引き寄せると自身が根元まで挿入された
そしてそのまま先程よりも激しく腰を動かした

「やっああああぁっあっあっあっ!!!」
「っ…出すぞ!」
「ああぁあっ氏康様…っ!!!!」
「うっ…ぐっ…!!!」

ドクッ!
腰の動きを止めた、氏康の自身がビクビクと脈を打ちながらなまえの中へたっぷりと欲望を注ぎ込んだ
抜いてやれば彼女の秘部から精液が溢れ出し尻へと伝った


* * *

「悪かったな…無理させちまって」

横でぐったりとしているなまえの頭を撫でる氏康に彼女は首を横に振った
武将の妻となったのだから子供もたくさん作らなければならないし、いずれは来る事であったのだ

「けど…私、初めての相手が氏康様でよかったです……」
「……そうか」
「はい、大好きですから…」

にっこりと微笑むなまえの唇を氏康は塞いでやった


×××


文香様リクエストの氏康と奥さんの初夜でしたー、氏康は惚れた女には弱くて優しいですよ。怖がる奥さんに気を使うけど若い頃は余裕がなくなってるといいなー、そして氏康のアレは絶対にデカい笑
文香様!企画にご参加下さりありがとうございます!!こんなのでよければお持ち帰り下さいませー

エトワール
120929


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