シロップ漬けした45度の夜


大好きな人と一緒になるというのはものすごく幸せなことだと思う
今日の主役でもあるナナはゆっくりと目を開けて鏡に映った自分の姿を見た
ダンテと一緒に選んだウエディングドレスに身を包みいつもよりも綺麗に化粧をして髪の毛もセットしてもらった
側に一緒にいたレディとトリッシュも微笑んでいた

「結婚おめでとう、ナナ」
「綺麗よ」
「ありがとう…二人とも」

照れくさそうにナナは微笑んだ

「今更だけど、本当にあの男でいいわけ?借金だらけよ?」
「うん、私も一緒に支えてあげたいから…大好きな人だし」
「はぁ…こんないい子があの男の妻になるなんてもったいないわ」

レディはため息をつきながらかすかに微笑んだ
準備ができたとの事でナナはトリッシュとレディと共に式場へと向かった


* * *

結婚式も無事に終えたダンテとナナはいつもの事務所へと帰って来た
とても幸せで忘れられない1日だった
みんなから祝福されて、指輪の交換もして今日から自分はダンテの妻になったのだと思うと少し恥ずかしさもあった
明日は新婚旅行へと出かける、もっともっと素敵な思い出ができるだろう

「ナナ…」
「何?ダンテ…んっ!?」

ソファーで寛いでいた所後ろからダンテに抱きしめられて唇を塞がれた
それは浅いキスではなく長くて深いキスだった
ようやく離されてナナの唇が触れる距離でダンテは囁いた

「ナナ…お前を抱きたい」
「え…!?」
「昼間ずっと我慢してたんだ…俺の物になった記念にいいだろ?」
「で、でも…明日は旅行だし…」

激しくされることはわかっている、明日は大事な旅行なのだ
腰を痛めたりすれば旅行どころではなくなってしまう
戸惑うナナにダンテは甘く悪魔のように囁いて彼女を誘う

「ウエディングドレス姿のお前を見て何度抱きたいと思ったか…」
「っ…」
「お前は俺のタキシードを見て何も感じなかったか?」

何も思わなかった訳じゃない、感じなかった訳じゃない
ナナだってそうだ。ダンテのタキシード姿を見てかっこいいと思ったし抱かれたいとだって思っていた
どうしてこの人は自分の心を見抜くのだろうか?こんなセクシーな男に誘惑されて断らない女性などいない
ダンテの首に両手を回してしがみついた、彼がくすっと笑って彼女を抱き上げると寝室へと向かった

ベッドの上に優しく下ろされてダンテはさっそくナナの服に手をかけて裸にする
彼女の服を脱がすと今度は自分の上着を脱いでズボンのベルトを外すと同じく裸になる
改めて彼の体を見ればいい体格をしている、年の割には筋肉がついていて逞しい
足を大きく開かされてダンテは頭を屈めて秘部へと舌を這わせる、割れ目になぞる様に舌を這わせてやればビクビクとナナの体が反応した

「ぁっ…ぅっあっあっ」
「濡れてきたな…気持ちいいか?」
「やっ…ダンテっ」

潤ってきた秘部の割れ目を左右に開いて舌を差し込んでやれば彼女が一際高い声を上げた
その反応を見てダンテはニヤリと口の端を上げた
ナナも頬を赤く染めて潤んだ目で彼を見る、その目で見つめられれば彼に余裕などもうなかった。ダンテは仰向けに寝転ぶとその上にナナを乗せる
彼女はダンテの自身を掴むと自分で秘部へと挿入した

「あぁーん…」

甘い声を上げるナナの尻を掴んで下から突き上げる、突き上げられるたびに声を上げ尻がプルプルと震える。彼女と手を握って指を絡ませる、そうすれば彼女自ら腰を振った

「なんだ…ヤる気になったのか?baby」
「んっあっうっはっあっあっああっ」
「…けどこの体制じゃ繋がってる部分が見えないな…hmm」

残念そうに言うダンテだったがすぐに思いつき、ナナの両手を後ろの方につけさせてやれば自然と繋がっている部位が見える様になった
その体制に恥ずかしくなったナナはすぐに元の体制に戻ろうとしたのですかさず腰を叩きつけてやった

「あっやっあああぁぁっ」
「すげぇな…俺のを上手そうに咥えてる」
「ダンテやっ…あっあああぁぁっ」

ズブッヌブッ!
卑猥な音を立て二人を煽っていく、ダンテは満足したのか身体を起こしてナナをそのまま押し倒すと先程よりも更に激しく腰を叩きつけた

「やああぁあぁあぁっっ!!」
「はぁ…締め付けがいいな…」
「あっぅっん…」

声を上げて感じるナナの唇を塞いだまま最奥を突き上げる

「んんんんーーっ!!!」

ドクドクッ!

ナナの声はダンテの中に消える
自身の欲を彼女の中にたっぷりと吐き出した


* * *

情事を終えて余韻に浸っていた二人だがダンテは身体を起こしてナナの身体を揺する眠そうな目をしながらダンテを見上げる

「そのまま寝るなよbaby、明日は新婚旅行だろ?」
「ダンテが悪いんじゃない…」

唇を尖らせて言えばその唇にダンテはキスを落とす
だるそうに体を起こすナナをダンテは抱き上げてシャワー室へと足を向かわせる

「え…!?」
「悪かったお詫びとして…身体洗ってやるよ」
「いい!一人で洗えるから…っん!」

慌てて暴れるナナの唇をダンテは塞いでやった
翌日の新婚旅行ではナナは腰を痛めながらダンテと出発したとか…


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ダンテは4のダンテをイメージして書きました!いや…ダンテのタキシード姿を是非見たい、見たら絶対抱かれたくなるよね…黒のスーツも似合いそう…!!
文香様!12万企画にご参加くださりありがとうございます^^こんなのでよければ持って帰ってください!
誰そ彼


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