愛なくして夜が明ける


「ありがとうダンテ……ずっと愛してる…わ…」

女はそう言うと静かに瞳を閉じた
側にいた男、ダンテは動かなくなった身体を抱きしめて立ち上がる
そして歩き出す。その目はたった今亡くなった彼女ではなく、どこかの誰かを捉えているような瞳をしていた

大切な女性を亡くした男は毎日街中を飛び回っては悪魔を殺しまくっていた
怒りか悲しみかわからないこの感情をどこにぶつければいいのか
そんな毎日を続けていた彼に情報が入る
森深くある館の中に未来でも過去にでも飛べる魔の力を持った鏡があるというのだ
ほんの暇つぶしのつもりで…いや半分は本気だった。すぐに向かった
館の奥に鏡があった、確かに不思議な力を感じられる…ダンテは手をかざした

「彼女が……生きている時代へ…どこでもいいんだ」




ダンテが目を開けると自分が知っている事務所の前にいた
すぐに扉を開けて中に入る。掃除をしていたらしい女――ナナと目があった

「貴方は…?」
「ナナ…っ!」
「きゃっ!!」

水を汲んでいたバケツが倒れた。床に水が溢れる
ダンテはナナに駆け寄り力強く抱きしめた。突然知らない男に抱きつかれてナナは困惑していた

「だ、誰なの…?」
「俺だ…ダンテだナナ…やっと見つけた。家に帰ろう」
「え?」

ナナはそのまま気を失った。ダンテによって
彼は愛しそうに彼女の頬を撫でるとそのまま抱きかかえて事務所を飛び出した
自分の時代にもあったのだからここにも館があるはずだ。彼の思ったとおり例の館があり鏡もあった。そして来た時と同じように手をかざした

自分の時代に帰ってきた彼は鏡をすぐに割った
過去の"自分"が来るかもしれない。ナナを奪われるのを恐れたからだ
そして事務所へと向かった


「ぅ…ん?」

ナナは目を覚ました。起き上がると自分はダンテの机の上に寝かされていた
周りを見渡す。いつもと変わらない事務所だ
あれは夢だったのだろうか?と思ったがそんな考えはすぐに壊された
奥から事務所で出会った男…ダンテが現れたからだ

「あ、貴方!一体私に何をしたの!?」
「怖がらないでくれナナ…俺はお前と一緒にいたいんだ」
「何を言ってるの…ダンテは?ダンテはどこにいるの!?」
「…ここにいるだろ」

ダンテはナナに迫り再び机の上に押し倒した

「ひっ…!」
「…もうお前を失ったりしない。今度からは俺がちゃんと側にいて、お前を愛する…」
「んっ!!」

そのままダンテはナナにキスをした
逃げようともがくが当然適うはずも無く強引に舌を絡ませられ、吸われたり噛まれたりと愛撫をされる。この時奇妙な感覚がナナの中に現れる
唇を離せば糸が二人の間に引いた

「あなた……未来のダンテなの…?あっ!!」

ナナの言葉にダンテは答えず服を左右に破いて胸を露にさせる
両手で鷲掴みにされ先端を人差し指で器用に上下に動かす

「んっ…やっあっ」
「相変わらず敏感なんだな…」

立ってきた先端を舌で攻められ身体を跳ねさせる
今度は下へと手を下ろしてスカートの中に手をいれ下着を引っ張りすぐに脱がされた
足を大きく左右に開かされ、間にダンテの体が入り込み閉じることができなくなった
其処の割れ目を左右に開かせて舌を這わせる

「ひあっ!やああぁっ…んんっ!!だめぇ…」

中に入り込んでくる感覚にナナはダンテの頭を掴む
だがダンテは止めずに舌を使って攻めていく
足をビクビクさせてナナは自分の時代の男を思いながら目を閉じた

「大量だな…ナナ」

ダンテは舌でペロリと自分の唇を舐める
ナナは恥ずかしさに顔を赤くさせていた
そしてベルトを外す音が聞こえて閉じていた目を開けた
ダンテは自身を取り出してナナの割れ目に沿って擦りつけていた

「やっ…!ダメ…それだけは…っ」
「大丈夫だ…すぐにヨクなる……」
「んんっ…ああああぁぁっっ…!」

大きな自身がナナの中に挿入された
ダンテの大きな背中に両手を回して必死にしがみついた
それが気に入ったのかダンテは口角を上げて笑うとナナを抱きしめて腰を動かした

「ひあっ!あっあっあっ!んんんっ…やっ!」
「気持ちいいか?ナナ…」
「あああっん…あっあぅっ」

低く掠れた声で聞かれて鼓膜が震える
気持ちいいことは確かだったのでナナは素直に頷く
彼はギリギリまで自身を抜いて最奥を目掛けて突き上げた
もはやナナは喘ぐことしかできないでいた

「あっあっあっ!そこばっか…やぁっ!ああっんあっあっ!」
「なぁ…ナナ……子供が欲しいって言ってたよな?」
「ふぇ…?」

腰の動きを止めてダンテが訪ねた
その言葉にナナは思わず思考が止まった
そんな事言った覚えがない

「作ろうか…」
「やっ…だめだめっ!絶対だ……あああっっ!!」

先程よりも激しくなった腰の動きにナナは何も言えなくなった

パンッパンッパンッ

肌のぶつかりあう音が事務所に響きわたる
射精が近いのだろう…ダンテの息が荒くなった

「っ…く!!」
「やああああぁぁぁっっっ!!!」

ダンテが身体を震わせるとナナの中にたっぷりと欲が注ぎ込まれた
一筋の涙を零してナナは気を失った
気を失ったナナをダンテは愛しそうに見つめ続けていた





来様リクエストの4D×ヒロイン前提の2ダンテ夢でした。リクの内容がなかなかオイシイ感じでしたので…wwしかし2ダンテがちょっと病んでる感じになってしまって申し訳ないです…。後4ダンテも出てきてなくてすみませんでした、こんなのでよければもらってやって下さい!しかし別のダンテがヒロイン持ち帰るって結構オイシイ設定ですよねww好きですよ私!来様今回は企画参加してくださりありがとうございました!!
虫食い
110715


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