ねむたがりなたいよう


私クレア・レッドフィールド
兄はBSAAに所属しているクリス・レッドフィールド
今日は兄さんの家に行く事になっている、何故かと言うと兄さんの子供を見に行くの!
私にとっては姪になる、女の子らしいので。見るのは初めてだからすごく楽しみ
兄さんとも兄さんの奥さんナナとも会うのは二人の結婚式以来だ


ピンポーン

「はーい……あら!クレアいらっしゃい!」
「久しぶりナナ!」

扉を開けてクレアの姿を見たナナはとびきりの笑顔を見せた
クレアも同じように笑顔を見せて二人で玄関でハグをする

「兄さんは?」
「ふふっ…奥でクリスティの面倒を見てくれてるの」

クリスティ、それが子供の名前らしい
ナナは家の中にクレアを招き入れた、中に進んでいくとクリスの背中が見えた彼はベッドに寝ている娘をあやしているようだった
クリスはクレアの気配に気づいた

「クレア!よく来たな」
「久しぶり兄さん……その子がクリスティ?」
「あぁ、抱いてみるか?」

ベッドの中にいるクリスティを彼は抱き上げてクレアに渡した
真ん丸い瞳がクレアの顔を見つめる。クレアは微笑んでみる

「おぎゃああぁぁ…」
「あれ?どうして…?」
「ハハッ…見たことない人だから驚いてるんだろ」

泣き出したクリスティはナナに両手を伸ばす
ナナはごめんね、とクレアに言いながら娘を受け取る、クレアは残念そうな顔をした

「慣れるまで時間が掛かるみたいね」
「大丈夫、すぐに懐くさ。座って何か飲むか?ナナも」
「コーヒーをお願いクリス」

クリスは手際よくキッチンに向かいコーヒーを入れる
その間にナナはクリスティをあやしながらクレアが座っている向かいの椅子に座る
クレアはこそっ、とナナに尋ねる

「兄さんはちゃんと家事も手伝ってくれてる?」
「えぇもちろんよ。仕事も大変なのにちゃんと手伝ってくれてるわ、特にクリスティの世話は」
「ほらコーヒーだ」

クリスがマグカップを持ってきて二人に渡す
お礼を言って二人は受け取る、クリスもナナの横に座った

「何の話をしてたんだ?」
「兄さんには内緒の話よ、ねナナ」
「えぇ」

首を傾げるクリスにナナとクレアはくすくすと笑った

それから2時間ぐらいは他愛のない会話をしていた
子供が生まれてからの大変さやクリスが早く帰ってくるようになったこと、クリスの小さい頃の話など楽しい時間になった

「ナナ、クリスティを貸してくれ」
「はい」

クリスはナナから娘を受け取りクレアの隣に来る
クレアが驚いて見ているとクリスは彼女にクリスティを渡す
すると先程まで泣いていた娘だがもう泣かなくなっていた

「あ…泣かない」
「しばらく一緒に過ごしたから慣れたんだ、クリスティ。パパの妹だ」

クレアは嬉しそうに微笑んでクリスティの額にキスをした
すると両手をバタバタとさせて嬉しそうに笑った
クリスもナナの隣に来て肩を抱くと微笑んでその光景を見ていた





幸せ夫婦の元にクレアが行く!という話が書きたくてですね、ヒロインがあんまり出てない…
hakusei
110314


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