僕を止どめるキミの声


「っう…ん…」

放課後。誰もいない教室で熱いキスを交わす二人の男女、少女は抵抗するが男がそれを許さない

「先生……誰か来たら…っ」
「大丈夫誰も来ないさ、それに来たら来たで好都合だ。ナナは俺のだって見せ付けられるからな」
「っや!」

ダンテはナナの白い首筋に唇を当て、跡がつくように思いっきり吸い上げた。一方何故このような事になったのかを考えていた
二人の関係は教師と生徒。もちろん内緒で付き合っていた。ダンテは普段は優しいのでこのような事は初めてなのだ、何かに怒っている…

「なぁナナ……スカート短くないか?」
「え?」

ダンテがスカートの上からナナの尻に触り、撫で回す。ナナは体をビクリとさせた

「い、いつもこんな感じだよ…?…ひっ!」
「……この姿でネロとしゃべってたのか」
「ネ ロ…… ?」

突然出てきた名前にナナがダンテの顔を見る。その人物の事で怒っている様子だ。そういえば先程ネロと他愛もない会話をしていた、別に彼に恋愛感情とかもない普通の友達として接していた。それをもしかして見られていて変な勘違いをしているのだろうか…?

「……先生もしかしてネロとしゃべってた事で怒ってるの?」

ナナの言葉にダンテは手を止めた。どうやらナナの考えは的中したらしい

「っ…嬉しそうな顔してしゃべってたじゃねぇか」
「……ふふっ、別にただ話がおもしろかっただけよ。ネロはただの友達だもん……私にはダンテがいるしね」

ナナの言葉にダンテは思わず頬が赤くなり、それをごまかすようにナナを抱きしめた

「……だったら俺以外にあんな笑顔見せるなよ、嬉しそうにしてるなよ。お前に飽きられたかと思った」
「どうして……?」
「年齢が、な……」

年の差で飽きられてしまったのかとダンテは考えていたらしい。なんて愛しい男なんだろう

「ダンテ以外を好きになる事なんてないよ」

ナナのまっすぐな告白にダンテは嬉しそうに笑うと、その場にナナを組み敷いた

「俺もお前以外を好きにならない、その証拠に先生が今からたっぷり愛してやるよ」

ダンテはニヤリと笑ってナナの制服のボタンをはずした



学パロ4ダンテ先生
確かに恋だった
081029


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