2月5日の日(双子の日)


「38度…風邪引いたね、ダンテ」
「ちくしょー……」
「馬鹿は風邪を引かないというが…あれは嘘らしいな」
「あんたにうつしてやろうか…バージル」
「ふん、俺は風邪を引くほどヤワな身体はしていない」
「ダンテも悪いのよー?昨日雨で濡れたのにそのままでいたから」
「っ…疲れててシャワー浴びるのがめんどくさかったんだよ」
「うつされては敵わん…」
「あ、バージル……弟なんだからもうちょっと心配してあげてもいいのに」
「バージルに優しくされたら魔界の扉が開いちまうぜ」
「ダンテもそういうこと言わないの、それより何か食べないとね。ちょっと待っててね」

キッチン

「あれ?」
「……」
「バージル?貴方がキッチンにいるなんて珍しいね…何してるの」
「……おかゆを作っている」
「え……」
「アレでも…家族であり、弟だからな」
「バージル……」
「できたぞ、持って行ってやれ」
「貴方が持って行ってあげて」
「何…?」
「ダンテ、きっと喜ぶわ」
「ふん、どうだかな……」

そう言いつつもダンテの所におかゆを持っていくバージルであった。



2月5日の日記の追記に載せていた双子SSです。この日は双子の日らしいですね^^ツンデレバジ兄書いてて楽しかったです

blog掲載日120205
再録日120219
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