モリガンの接吻


依頼を終えたダンテはバイクで猛スピードを出しながら事務所へと帰路を急ぐ
家に帰れば愛しい女が待っている、彼女を早く抱きしめたくて仕方がない
事務所に着いたダンテはバイクから降りて静かに開けた

「ただいま…」

そう声を出してみるが、中から返事がない
ふと見てみれば誰か来ている様だった。その人物が誰かに気づいたダンテはふぅ、とため息をついた

「しばらく見ない間に大人になったね、ネロくん」
「あんたは綺麗になったよな」
「当然だ」

突然聞こえた声と同時にナナは後ろからダンテに抱きしめられた
振り返って彼に驚かさないで、と言えばそのままただいまのキスを交わす
そしてナナの横に座ってネロを見た

「何しに来たんだ」
「ダンテ、ネロくん今度結婚するんだって」
「あぁ…あの娘か」

ネロとキリエはようやく結婚するらしく二人にも式に出て欲しいとの事だった
もちろん行くよ、とナナは返事をしたのでダンテも行く形になる
また詳しく決まったら連絡すると言いネロは事務所を出て行った

「ネロくん…今は騎士団長だもんね。大人になったよね」
「そうだな…」
「それに…ちょっとかっこよくなってたよね」

あれじゃあモテてキリエちゃんも大変だろう、とナナは笑った
だがダンテはそこには反応せずその前の言葉に反応を示していた
自分以外の男を誉めることはとても気に入らないしおもしろくない
何の返事もしないダンテを不思議に思って声をかけるとソファーの上にものすごい力で押し倒された

「だ、ダンテ…?」
「他の男を誉めるなんて…悪い子だなナナ」
「んっ」

唇を塞がれる、だがそれは深いものではなくすぐに離された
唇が触れるか触れないかの距離でダンテはクスッ、と笑った

「カッコイイだけで満足か?」
「な、に…」
「俺はお前を満足させてやれる…」
「あっ!」

ダンテは彼女の首筋に舌を這わせた、途端に彼女の身体に電流が流れたみたいにビリビリと身体を反応させる

「どこが感じるのか、どこを攻めれば甘く鳴くのかも…」
「ダンテ…!」

もう息があがってしまったのか、潤んだ瞳でダンテを見つめる<ナナbr />ダンテはもちろん見た目はかっこいいし街中でも女は振り返るぐらいだ。だが彼がいいのはそこだけではない、例えば新聞を読むという仕草だけでもかっこいいし、情事中の彼はとてもセクシーで目が離せない

彼ほどかっこいい男は他にいないというのに……

ダンテはコートを脱ぎ地面に捨てた、ほらその仕草でも心臓はうるさく鳴り響いている

「俺だけ見てろ…ナナ」

心配しなくても貴方しかもう見えない








嫉妬した2様とか…後ドキドキするような感じを目指して書きましたw全然ドキドキしないですけどorz
亡霊
120209
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