始まってすらいない


※貴族2様と幼女の話です

「ひっく…いやぁ…」
「大丈夫、大人しくしてればすぐに済むさ」


* * *

すでに日が暮れて綺麗な月が昇った頃、その月の光が一軒の屋敷の部屋の中を照らしていた
大きなベッドの上に男が座り、彼の足の間に小さな女の子が四つん這いになっていた
すでに猛っている男の自身を小さな口で懸命に愛撫していた

ジュプジュプ

「んんっ…」
「そうだ、もっと舌を絡めなさい」
「あぅっ…うぐっ…」

涙目になりながらも自分に従う少女がダンテにとっては愛おしかった
この少女も身寄りが無いため頼れるのはダンテしかいない、捨てられてしまえば自分には行き先が無いのだ
だが少女にとってこの行為がどれ程のものなのかまだ知らない、自分が何をしているのかさえも
ただダンテに褒められるからやる。ただそれだけだ
ナナの口から自身を離させると彼女の顔に精液をかけた

「はぁ…」
「よくできたなナナ。お前のおかげで今日も気持ちよかった」
「ナナいい子?……」
「あぁ…だからちゃんとご褒美をやるさ」

いい子だと褒められてナナは嬉しそうに目を細めた、ダンテに深く口付けられた後彼女の割れ目に自身を擦りつける様に腰を動かし始めた

「あっ…ひゃあっ…んっ…あぁっ…!」

二人のこの行為を覗いているものがいたとも知らずに


* * *

翌日
庭で遊んでいたナナの元に一人の使用人が声をかけてきた
ダンテは出かけているため彼女はとりあえず使用人の後を着いて行った
人気の無いところに連れて来られたナナは不思議そうに見上げた

「なに?」
「…俺の名前はデイビット…。ナナちゃんこれ何かわかる?俺昨日すごいの見ちゃったんだよね…」
「ぁ……」

デイビットが懐から数枚の写真を取り出した。それは昨日のダンテとナナの情事の写真だったのだ
ショックを受ける彼女にデイビットはニヤニヤしながら話を続ける

「可愛い顔してこんなやらしいことしてたんだねー」
「ダンテが…褒めてくれるから…」
「でもねナナちゃん…これが他の人にバレたらダンテ様と一緒にいられなくなるよ?」
「え……」

大好きなダンテと離れ離れになってしまうという事に驚きを隠せなかった
彼と離れたくない、ずっと一緒にいたい
泣きそうになりながらデイビットの足にしがみついた

「いや…ダンテといっしょにいたい…」
「……俺の言う事聞いたらダンテ様とずっと一緒にいられるよ?」
「!!…いうこときく!」

単純な子供の脳にデイビットはニヤリと笑った後、自分のズボンを脱いで自身を露にした

「え…」
「ダンテ様にやってるように俺のも咥えてよ」
「……いや」
「じゃあダンテ様といられないね」
「やだ!………んんっ」

自らデイビットの自身を口に含んだ、小さな舌が這う感覚に思わずうっ、と声を上げた
下手くそなのだろうと見ていた彼だが想像以上に調教されているナナの舌使いに興奮してきていた
彼女の後頭部を押さえつけて奥へ奥へと腰を動かし始めた

「んっんっんぐっ…!!」
「これはダンテがハマるわけだ……うっ!!」

口の中に精液を吐き出されてナナは思わず吐き出した
ダンテにも口の中に出された事はまだなかったのだ。苦い味と苦しかった事に涙を流す
デイビットはその様子をただ見下ろしているだけだ

「夜にまた俺の部屋においで……ダンテ様といたいんだろ?今夜ダンテ様の帰りは遅いし…」
「……」

無言で頷くナナは夜の事を想像して嫌な気分になっていた


* * *

真夜中
約束どおりナナはデイビットの部屋へとやってきた
着ていた服を脱がされて昨日のダンテの時と同じようにデイビットがベッドの上に座って足を開くと彼女がその間に入って自身を咥え始める

「んっふっ…んっ」
「はぁ…堪らない……こんな小さな女の子にこんな事させて……」

有名な貴族でもあるダンテにこんな性癖があるなんて笑ってしまう
どこの馬の骨ともわからない娘を突然拾ってきたときは人助けだと思っていたがまさか自分の情事の相手にさせていたとは
再びデイビットが彼女の後頭部を押さえつける
またあの苦いものを出されると感じたナナは抵抗するのだが敵うはずも無かった
口の中にまた大量に出されて吐き出そうとしたのだが大きな手で口を押さえつけられた

「んんぐっ…!!」
「ほら飲み込めよ!一滴も零すんじゃないっ!!へたくそっ!!」

パシッ!
頬を叩かれてナナは身体を震わせると泣き始めた

「うわあああぁっ……」
「泣くんじゃない……あー…うるさいなっ!!」

パシッ!
またも頬を叩かれてナナは怯えた表情でデイビットを見上げた

「………なんだよその顔、すごくそそるな……くくっ、そろそろ本番といこうか」
「きゃっ!」

押し倒されて両足を大きく開かせられると小さな割れ目を左右に広げた
こんな小さな穴にダンテは何度突き入れたのだろうか?
未発達の身体に益々興奮してきたデイビットは舌を挿入した

「やっいやあっ!」
「気持ちいいだろ?ダンテに何度ヤられたんだ?」
「あっああぁっ…!」
「……っ、もう入れるか」

ナナの身体を引き寄せて片手で自身を握ると割れ目に擦り付ける
最後の力を振り絞って抵抗するのだが敵うはずも無い

「へへっ…いい声で鳴いてくれよ」
「そこまでだ」

後ろから聞こえた声に振り向けばダンテがそこに立っていた
助けに来てくれた彼の姿にナナは笑顔になると隙を突いて逃げ出しダンテの後ろへと隠れた

「ナナ、俺の部屋に行ってなさい」
「はい……」

部屋からナナを追い出してダンテは扉を閉めてデイビットを睨みつけた

「ず、ずいぶん早いおかえりですね…」
「……」
「お、俺じゃない!あの子が誘ってきたんだ!!俺は悪く……」

無言で迫ってくるダンテに恐ろしくなって後ろに下がったときに彼の机の上にあった写真が床に散らばった
ダンテがその1枚を拾ってふっ、と笑った

「なるほど…これでナナを脅したわけか……」
「……へへっそうだよ!もうちょっとだったのによぉ…なぁバラされたくないだろ?俺にもあの子と一発ヤらせてくれよ…」
「……悪いが、お前には死んでもらう」

懐から拳銃を取り出したダンテはデイビットの眉間に当てる
息を呑んだデイビットは次に命乞いを始めた

「ま、待ってくれ!写真は全部渡す!!誰にも言わないから許してくれ!!」
「誰であろうとナナに手を出した時点で許さん。ナナは俺の物だ」

パンッ!!
乾いた音が響き渡りデイビットはその場に倒れた
ダンテは駆けつけてきた部下に彼の死体の始末を任せると部屋へと向かった


「ナナ…」
「ダンテっ!」

戻ってきたダンテの姿にホッとしたのか彼に抱きついた
抱きついてきた彼女の頭を優しく撫でるとベッドの上へと寝かしつけた

「言いなさい、あの男にどこを触られた?」
「……ここ。なめられた…」

自分の割れ目を指差すナナにダンテはすぐに唇を寄せて吸い付いた
自分以外の男に触れさせるなど、自分以外の愛撫にナナが感じる事など許されない

「あぁぁあっ…!!」
「あの男にこうされて気持ちよかったか?」
「…っ、ぜんぜん…いや…っ!ダンテがいい…ダンテがいいのっ!」

そうその返事でいいのだ
ダンテは満足そうに微笑むと自身を取り出して慎重に、処女幕を突き破らないように先端だけ彼女の中に挿入した

「あっ…ダンテ…!」
「動くぞ…」
「ひゃっあっああっぁんっ…!」

もう限界だった
本当はもっと最奥まで貫きたいのだが自分ができるのはここまでだ
シーツを掴んで喘ぐナナを見下ろしながら胸の先端を押しつぶしてやれば締め付けられた

「ひあっあっあっきもちいいよ…!」
「ナナ…っ!!」
「あっ…あぁあぁぁ……」

中に欲を吐き出されたのだが入り口近くに出されたためすぐに精液が零れてきた
疲れたのかナナはそのまま眠りについた
ダンテは彼女の中からあふれ出てくる自分の欲に満足そうに口の端を上げた





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