甘く溶けたあたし


「っはぁ…ダンテっ」

彼の名前を呼べば肩に口付けられる
今ナナとダンテはセックスの真っ最中だ、同居しているパティを隣の部屋に寝かせて
もう寝ようとしていたところでダンテに「抱かせろ」と言われて今の状況だ

ダンテには何度も抱かれたことはあるのだが今日の抱き方はいつもと違って激しかったのだ

「ダンテ…もっ…だめ…っ」
「駄目な割にはここはよく締め付けてるけどな」
「あっ…!!」

ぎゅう、と勃起している芽の部分を指で摘まれて身体をビクリとさせた
その反応にダンテは喉の奥で笑う
彼は心の底から楽しんでいる、自分の反応を
ナナにとってはとても恥ずかしい事なのに…
四つん這いにさせてまた後ろから激しく突き上げるたびにベッドがギシギシと音を立てる

「あっんっんんっダンテ…っ、もうやっ…」
「悪いが朝まで付き合ってもらうぜ、パティが来てから全然お前を抱いてないんでな…欲求が溜まってんだよ」

道理でいつもよりも激しいわけだ、と理解した
確かにパティが事務所に来てからダンテとセックスをしていなかった
パティがナナの事を大変気に入っており、日中も側を離れなければ夜まで一緒に眠ることが多かったのだ
ダンテも自分の女を取られて嫌な気分だったのだが、子供相手にムキにならないでとナナに言われて我慢していたのだがそれも限界まで来ていたのだ

「あ、したは…パティと…出かけるからお願い…っ…!」
「うるさい」

ナナの両頬を掴んで唇が触れそうな距離で彼は囁いた

「俺に抱かれている間は他の奴の名前を出すな、俺の名前だけ呼んでろ」
「ダンテ……あああぁっん!!」

ジュブズブッ!!
繋がっている箇所からいやらしい水音が聞こえて二人を煽っていく
ダンテが最奥を突き上げ、そのまま己の欲望を彼女の中に吐き出した
呼吸を整えるナナを無視して彼は再び彼女を突き上げ、解放されたのはダンテの言ったとおり…日が昇り始めた頃だった


* * * *

「ダンテのバカっ!!」

ソファーで雑誌を顔に載せて寝転んでいるダンテにパティはそう言い放った

「せっかくナナと買い物に行く予定だったのに、体調悪いって…」
「それがなんで俺のせいになるんだ」
「ナナが体調悪いのはダンテのせいだってレディが言ってたの!腰が痛いって言ってたわ!」

パティの理由を聞いてダンテはふっ、と笑った

「そうだな…昨夜は俺の為に"色々と動いて"もらったからな」
「?何よそれ…とにかく!今後ナナの体調悪くさせたりしたら許さないからっ!」

それだけ言うとパティは再びナナが眠る寝室へと向かった






アニダンってカッコイイよね…絶対ドSだと思うんですw
自慰
120611
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