「海もいいわよね!」
「そうだね〜」
女達の楽しそうな声が響き渡るデビルメイクライの事務所
そこにその事務所の主であるダンテが帰ってきた、ダンテの姿に気がついたパティはおかえりなさーい、とダンテに言って再び雑誌へと目を戻す
「何見てんだ?お前ら」
「ダンテさん、今度休みだから出かけようかって話をパティとしてたの」
「私は海に行きたいなーって、ねぇダンテも行くわよね!?」
「あぁ?なんで俺まで」
めんどくさそうに答えてダンテはテーブルの上に広げられている雑誌を取り上げて中をバラバラとめくった後、再びテーブルの上に放り投げた
「あ、ダンテさんってば」
「行きたいんならお前らで勝手に行けばいいだろ、俺は行かねぇよ」
「ダンテ!そんなんじゃ彼女にフラれるわよ!」
「安心しろ、そいつは俺にベタ惚れだからな」
ふっ、と笑ってダンテは彼女を見た。彼女も頬を赤く染めて俯いてしまう、その様子にパティはむぅと頬を膨らました
その時レディが事務所へとやって来た
「こんにちは…何してるの?」
「レディ!ちょうどいい所に……あのね、ダンテと彼女と私の3人で今度の休みに出かけようって言ったんだけどダンテったらめんどくさいって言うの」
「酷いわねぇ、貴方はどうなの?」
「えーと…ダンテさんが行きたくないっていうなら仕方ないかなぁ…」
「ハァー貴方は優しすぎるわね、そんなんだからこの男が付け上がるのよ」
ため息をついたレディはソファーの上で寝ているダンテに近づいた
「依頼を頼みたいんだけど」
「……どんな?」
「高級リゾート地に悪魔が出るんですって、もし退治してくれたら2泊3日の宿泊つきですって……どうする?」
「チッ…厄介な依頼だな」
小さく舌打ちをしたダンテにレディは決まりね、と笑った
それを見ていたパティと彼女の顔が明るくなった
「ありがとうレディ!」
「いいのよ楽しんでらっしゃいね」
「はい!お土産たくさん買ってきますね!」
喜んでいる彼女の姿を見てダンテはふっ、と笑うと再び目を閉じた
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初のアニメダンテですww