お腹を空かせて毎日争いが耐えない中を一人の小さな少年が食べ物を求めて彷徨っていた
家はとても貧しかった、それは自分だけではなかったのだがとにかく生きていくために必要な食料を探す事で精一杯だった
父親がいれば……何度そう思ったか
そんな彼に一つの影がかかり、少年は怯えたように彼を見つめる



「っ!?」

勢い良く起きたジェイクに側にいた彼女が声をかけた

「大丈夫?うなされてたみたいだけど…」
「…どんぐらい寝てた?」
「10分ぐらい?」
「シェリーは?」
「様子を見にいってる、すぐに戻ると思うけど」

それだけ答えて彼女は再び銃の手入れを始める
シェリーと同じ機関に所属する彼女も自分を保護するためにやってきたという
ジェイクは彼女の様子を見ながら足を組み替えて先程の夢の事を思い出す、幼い頃に体験した自分の過去だった

(チッ…なんで今更あの時の夢を)
「さっきうなされてたけど怖い夢でも見たの?」
「……べつに」

そっけない態度で答えるジェイクにまぁいいけど、と彼女も返した
あの後は思い出したくもない兵士の男達にボコボコに殴られた、どうして自分がこんな目に合わなければならないのか父親がいれば今の生活よりはマシだったのだろうか?

「なぁ…お前の父親ってどんなんだ?」
「え?何イキナリ…」
「……ちょっと聞いてみただけだ」
「……父親はいないわ、義父に育てられたの。でも……あんまりいい父親じゃなかった。あれじゃいない方がマシだったって感じかな…」
「……そうか」

いても大して差はないか、とジェイクは苦笑した
その時ちょうどシェリーが帰ってきた、とりあえずここから脱出できる道を見つけたらしいのでそこへ向かう事になった


* * *

またも構造ありまくりジェイク、公式で貧しい生活をしていたとかあったのでこんな感じかなーと口調もまだハッキリしておりません。しかし中途半端で終わってすみません、すべてわかったらリメイクして書きたいなーとか考えております。てかさすがウェスカーの息子、イケメンですねw


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