地下の射撃場で訓練をしている一人の女がいた
ピアーズに射撃の腕が甘い、と怒られた為彼女は一人で黙々と練習していた
BSAAに入ってまだ数ヶ月。新人でしかも女という事でやはり舐められてしまうことも多い、それがやはり彼女にとっては悔しかった。鼻で笑った男達を見返してやりたい

「ふぅ…」
「すごいな、こんなに撃ったのか」
「クリス隊長!!?」

射撃場に現れた人物に驚いて彼女は慌てる
そう彼の名前はクリス・レッドフィールドで彼のチームに所属していた
クリスはそのまま彼女が撃った的を見ていた

「大分上手くなったんじゃないのか?」
「え…本当ですか!?ありがとうございますっ!!」
「あぁ…お前もいずれピアーズと同じように射撃が上手くなるんじゃないかな、期待してるよ」

隊長に誉められた、ということに彼女は涙が出そうになるほど嬉しくなった
思わず瞼に溢れてくる涙を拭う彼女の頭にクリスは優しく手を置く
見れば彼はとても優しく微笑んでいて心臓がドキリとなった

「あまり思いつめるなよ、ゆっくりでいいからな。何かあったら遠慮なく相談してくれていいからな……俺達は家族だ」
「はい……ありがとうございます隊長」


* * *

体験版でもクリスは俺達は家族だ、みたいなこと言っててこんな隊長なら私もついて行くよ!って思いました。そういやBSAAヒロインって初めて?書いたような気がする…


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