「あちぃ〜…」

気温35度、夏ならではの当たり前の気温
教室の机にベシャリとへばりつきながら俺…仗助は呟く
それを聞いた幼馴染のあいつがうんざりしたような顔でこっちを見た

「も〜暑い暑いって言わないでよ、余計に暑くなっちゃうじゃん」
「仕方ねぇだろー暑いんだから…」

汗でベタつくこの体が気持ち悪くて仕方ねぇ、あいつはあいつで匂いつきの汗拭きシートなんて持ってたから奪って使ってやった
そしたら「何するのよ」って予想通りの反応。昔からこの表情は変わらないでいる

「そんなに怒るなよ〜ちょっと借りただけだろォ」
「使う前に一言言うのが常識でしょー」
「悪かったッスよ、暑いんだから怒るな」

ふん、と頬を膨らまして横を向かれた
ちょっとやりすぎちまったかなーと後悔してる。そしてあいつの肩を突いてやった

「なに?」
「な、帰りにアイス奢るからよォ…それで機嫌直してくれねぇーか」
「え……ホント!?」

嬉しそうに笑うお前に心臓がドキリとなった。昔からコイツの笑った顔は大好きで成長すればするほど好きになった。とても綺麗だから
約束だ、と小指を絡ませてゆびきりをする

「だから……放課後絶対にあけとけよ」
「うん!仗助こそ絶対に忘れないでね!」







「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -