この春
俺はぶどうヶ丘高校の1年生になった、もちろん頭はリーゼントで行くし制服だってさっそく改造してやった
おふくろに起こされて学校に間に合う時間帯に外に出された。もう少し寝ていたかったんだがどちらにしろ俺は起こされる運命にある、何故なら隣に住んでいる俺の幼なじみが起こしに来るからだ

「それじゃあお母さん、いってきまーす!」
「よぉ…」
「仗助!」

隣の家から出てきた幼なじみのアイツ、俺の姿を見て驚いてるようだ
俺だってあいつの姿を見て驚いていた
小さい頃から知っていて中学3年生までガキっぽい顔をしていたアイツが髪の毛を染めてうっすらと化粧もして"女"になっていた
思わず見とれている俺にアイツが目の前で手を振る

「仗助?どうしたの?」
「!あ…いや…なんでもねぇよ」
「ふーん…まぁいいや!ねぇ髪の毛染めたんだけどどう?似合ってる?」
「あ…あぁ」

キラキラと輝いた笑顔でほほ笑みかけるアイツ
そのくせ桜も見事にアイツの周りに散るもんだから更に綺麗に見えた
小さい頃から一緒にいて側で見てきたのに…女ってこんなに変わるもんなのか?
綺麗になっちまったら…周りの男が放っておかねーんじゃねぇのか
俺もその一人なんだけどよォ…小さい頃からお前が好きなんだぜ

「行こう仗助!学校楽しみだね!」
「あぁ!」




!


***
仗助プチ連載です。なんか仗助で幼なじみものがやりたくてですね…季節でやっていく予定です、仗助には幼なじみヒロインがなんでかわかんないけど合うよねww


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