「暑いね…クリス」
「そうだな……」

警察署の駐車場で車を洗っていた二人
そんな二人に容赦なく太陽の光が照らし出される
汗を拭いながら首にかけていたタオルで顔を拭く

「あー!!もうやめやめ!!クリスちょっと休憩しようよ!」
「そんな事言ってたら帰るのが遅くなるぞ」
「でもこのままじゃ熱中症で死んじゃうわ…」

体も焼けてしまい、顔も赤い
呆然となっていた彼女は何かを思いつくとその場から動き出す
何をするのだろうか、とクリスだが再び車へと目をやり窓ガラスを拭く

バシャッ!!

「っ…!?」
「あははっ!どう?スッキリしたでしょ?」

先程出て行った彼女はホースを持ってきてクリスに水をかけたのだ
かけられたクリスは一瞬驚いていたがニヤリ、と笑って彼女からホースを奪おうと詰め寄る

「俺もかけてやるよ」
「きゃー渡さないわよ!」

ホースの取り合いをしている二人
その時スイッチが入り、水が飛び出した

「あっ!!?」

飛び出した水が……運悪く様子を見に来た彼らの上司、ウェスカーにかかってしまった
二人はハッとなって離れて彼に恐る恐る声をかけた

「……隊長?」
「……このクソ暑い中倒れてやしないかと様子を見に来たが…どうやら心配はいらなかったらしいな」
「あ、の……」

ウェスカーは髪を掻き揚げてふん、と鼻で笑った

「警察署の車を全部綺麗にしろ、終わるまで帰らせん」
「!!?」

そう言うと彼はその場を去っていき残された二人は黙々と作業を始めた


* *
クリス+ウェスカー夢でした^^


1207月掲載


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