「あぁどうしよう…緊張する…」
先程からS.T.A.R.Sと書かれた扉の前でドアノブを握ってはやめてを繰り返しているのが一人いた
彼女はこの春からS.T.A.R.Sに配属されたのだ
しかしどこに行っても最初はそうなのだがやはり緊張してしまう
挨拶はちゃんとできるだろうか、笑って言えるだろうか?何か失敗して変な第一印象になってしまったらどうしようかと頭がグルグル回転する
それよりも怖い人間ばかりだったらどうしよう…
しかし自分ももう子供ではないのだ意を決してドアノブを握り締めた
パーン!
パーン!
「!!?」
「入隊おめでとう!ルーキー」
「え…え??」
扉を開けたと同時にクラッカーが鳴り響いた
彼女が見たのは今日から一緒に働くS.T.A.R.Sのメンバーたちだった、そんな彼らが温かく迎えてくれたのだ
「よろしくな俺はクリスだ」
「ジルよ、女性は少ないから大歓迎よ」
「レベッカです、よろしくお願いしますね」
「バリーだ、よろしくな」
想像していたのと違って彼女はなんだか夢を見ているかのようだった
その時サングラスをかけた男が彼女の側に来た
「ウェスカーだ、お前の上司になる。わからないことがあったら何でも聞け」
「よ、よろしくお願いします!!」
ウェスカーと握手を交わしてクリスが彼女の背中を押した
「さぁこれからパーティを始めるぞ!ルーキー」
「はいっ!!」
***
入社される方頑張ってください!