「第一戦目は、プレゼント対決です!」
ジミーさんの言葉と同時に出される5つの様々な大きさの包み。
サンタさんの格好をした5人はコソコソと話しをして半分押されるようにして土方さんが出てきた。
「…おら」
『っひゃ』
投げられた包みはあたしの手のひらに入るくらいで、可愛らしくデコレーションされている。
『開けてみて…いいですか?』
頷いた土方さんの耳が赤くなっていてばれないように少し笑った。
『……わぁっ、可愛い…』
中から出てきたのは、雪の結晶がモチーフのネックレス。控えめな可愛いさに土方さんらしさがよく出ている。
「透にはそんくらい控えめな方がよく似合うだろ」
『ありがとうございます!着けていいですか?』
「あぁ…、っと待て」
待て?言われた通り固まっていると、土方さんが背後に回った。
「着けてやるから、貸せ」
『…えぇ!?』
「なんだよ」
『いや、あの…』
恥ずかしいじゃん!とも言えず。無言でネックレスを渡す。
ドキドキ
ネックレスを着けてくれている土方さんの指先が首をかすめて…やっぱり恥ずかしい。
真っ赤になって俯いていると、首に今までとは違った感触が。
……………。
『ひ、土方さんっ!』
「あ?」
『キキキキキ…ッ』
「ん?……キスか?」
――透の首見てたらキスしたくなった。
死ぬ。色っぽい顔でそんなこと言わないで!!
口をパクパクさせている時ブザーが鳴った。
「―…終了」
終了って……そういえば周りにみんないるんだったぁぁあ!
焦って周りを見渡せば、冷えきった目と土方さんへの暴言だらけだった。
「次は沖田さんです」
心なしか暗い声のジミーさんだった。
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