まぜまぜ。 更新履歴には書きません
小さな足音が近づいてくる。大方予想の付いたその音にほぼ無意識に頬が緩んだ。
『アレン、ストップ』
緩いパーマのかかった髪を腰の辺りで揺らしながら、僕のもとへと駆け寄ってくるのは、僕よりも2・3歳下の女の子。
『どこ行ってたの?私アレンのこと探してたんだよ』
彼女は年齢に合わない外見をしている。中身は年相応かそれ以上なのに、容姿は未だに小学生に間違えられてもおかしくないほど幼い。
「すみません。さっきラビから聞いたんです」
『うーん、別にいいよ。つーか、あの馬鹿言うの遅すぎ。私は4時間前にアイツに言ったのに』
しかしながら、口の悪さは一級品だ。もっぱらラビとコムイさんは被害に遭っているらしい。
「あ、で。用事は何でしたか?」
僕が彼女と話している本当の理由を忘れていた。聞くと、ニッコリと笑顔を返された。
『ラビとかとは違って、アレンにはあんまり言いたくないんだけどね。………ふざけんなよ』
「…ひっ!?」
低く響く声に、思わず小さな悲鳴が漏れた。僕は彼女に何かしてしまったのだろうか。
BUT! (愛しいあの子は男勝り)
----- 途中で方向性を見失いました。 でもこういうヒロインは個人的に好きです。
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