まぜまぜ。 更新履歴には書きません
『神田!』
早朝だからか、珍しく髪を結っていない彼を呼び止めた。
彼とはまぁ、俗に言う“友達以上恋人未満”の関係だ……と思う。
未だにあんまりわからないのだ。
「早いな」
『アンタもね』
「これが普通だ」
あたしの口の悪さも、もしかしたら原因かもしれない。昔告白した男には「女に見えない」なんて言われたし。
『今から稽古でしょ?』
「あぁ、お前は」
『…ちょっと早く目覚めちゃったから!稽古…行く』
「へぇ」
ツンデレって美人しか使いこなせないみたい。平々凡々なあたしには、ツンデレ=萌にはならない。もっと素直になりたいよ。今日だってホントは、神田と2人っきりになりたかったから。
でもね。
「…差し入れは」
『…んなのない』
「嘘つくな」
『おにぎり』
全部全部、神田にはお見通し。
だからきっと、あたしの気持ちもお見通しなんだよ、うん。
モヤモヤ (振るなら振って!)
「おい」
『なに』
「…付き合うか」
『……、はい?』
----- 神田さんは、“大人な男”希望してます(笑)
でも弄られてるのも、可愛いですよね(^^)
prev return next
|