まぜまぜ。 更新履歴には書きません
手首にある重い手錠。 その先には更に重い鎖。
――…なんでこんなこと。
ガチャリ、これまた重そうな分厚い扉を開いて1人の男が入ってきた。
一言も発しずに、座っているあたしの前まで来る。
「少しは大人しくなったか?」
『いい加減にしてください』
「ギャンギャン騒いだらここ見付かるかもしんねェから。大人しく俺だけを待ってんだぞ?」
『いつになったらあたしを出してくれるんですか』
「だよな。やっぱり2人きりの方がいい」
……話が噛み合わない。 なぜ副長が?と思う前に、あたしはここを出たかった。もう暗闇に閉じ込められてから、長い時間が経っているはず。
『出してください!早くここから!!』
「……お前が俺を裏切って、総悟と付き合ったりしたのが悪いんだ、ってわかってんのか?まぁ、遊びだったのはわかってたが、俺もそんなに心が広いわけじゃない」
何を……言っているの? あたしが愛したのは総悟だけで、土方さんとは仲のいい上司と部下、それだけだったじゃないか。
「でもこれで、2人きりだ。仕事があるから、ずっと一緒とはいかないがなるべくここに来るようにするからな」
意味がわからない。
バタン、閉ざされた部屋には
闇だけが広がっていた
あたしに届くのは、 泣いている様な声だけ
狂愛。キャーッ!今回は土方さんが壊れました、すいません。きっと沖田さんは毎日、突然消えた彼女を探してます。それを見て嘲笑う土方←
prev return next
|