まぜまぜ。
更新履歴には書きません



まるで、無。

モノクロの世界に迷い込んだ、赤。

「…ハァ…ッ…くっ」

肩にある刀傷はそう大したものではない。そんなことはわかりきっているのだが、なぜか痛んで仕方なかった。

片足を引きずりながら仲間の元へと戻れば、人数が2時間前の半分程に減っていることが一目でわかった。

「…土方さん」

「……総悟か」

なぜ、なんて。今更問うても意味はないのだろう。

「愛してたんです」

「…あぁ」

知ってた、と呟いた土方さんは煙を見つめていた。

裏切られたということよりも、無惨な肉塊の方が何倍も辛かった。俺がやったことなのに。いつしかアンタは誰よりも大事な存在になっていたのに。……裏切られたのに。

今でも、今でも。

きっと永遠に。

苦しい程に愛してる

いつかは、なんて思えない。

何度裏切られたって、俺はアンタを愛すのだろう。








悲恋?狂愛?なんだろう。最近やけに暗いお話が書きたくなります。




*01/09 18:46
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