まぜまぜ。
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「……!」

『うっ、うう…』

再会は、良いものではなかった。

彼女は家族を殺されていた。

俺は仕事で、だった。

いつもなら、家族をアクマに殺されて泣いている奴らなんかファインダーに任せるのに。

「おい」

声をかけてしまった。

『え…あなたは……』

どうやら俺を覚えていたらしい。

心の奥にポッと暖かい灯りが灯った気がした。

『なんで…?』

そりゃ…そうなるよな。

「アクマを破壊することが俺達の仕事だ」

『アクマって……あ…そう、ですか』

ボロボロになっているだろう彼女の心と身体を見て、俺は。

「お前の行き場がないのなら……」

いや、ダメだ。俺達のいる場所は、この女には過酷すぎる。だが…

「アクマをどうしても恨むなら。俺達の仕事場にくるか?」

『え……いいんですか』

この笑顔にはなぜか癒されてしまう。もしも、俺が愛してしまったとしたら、危険の中に入れてしまった俺を自分自身を恨むだろう。

どうやら、少しは、いとおしいらしい。






*10/23 08:44
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