いつもいつも。



俺のゴシュジンサマはイキモノが好き。俺はそんなゴシュジンサマが好き。

ゴシュジンサマは俺の他にも時々ペットを拾ってくる。
それは俺みたいにずっとゴシュジンサマと一緒にいたり、気が付くといなくなったりしてる。

俺は一番最初のゴシュジンサマのペット、生まれた時からずっと一緒。
首輪はもらってないけど、その代わり外に行く時にはゴシュジンサマの声がする箱をもらってる。なんでこの箱からゴシュジンサマの声がするんだろう?



最近ゴシュジンサマはまた新しいペットを拾ってきた。真っ白いペットで、赤い首輪を嵌めていた。俺と一緒なのかなと思ったら、ソイツは喋れた。ゴシュジンサマと似た事を話してる。俺はまだゴシュジンサマが何を話してるのかあんまりわからないから、ホントに話してるのかはわからない。でもなんとなく似てる。

ソイツはいつもいつもゴシュジンサマと同じ部屋で寝る。それで、別のイキモノになる。白かったのに肌色になって、聞いてると眠くなるような声が高くなってキンキンする。不思議。
ゴシュジンサマに食べられてるみたいなのに、次の日見てもどこもかじられてない。不思議。

ソイツは俺の事を抱き締めるのも好き。俺はそれが嫌いじゃないから好きにさせる。俺の方が長くここにいるから面倒を見てやらないといけないんだ。
ゴシュジンサマの真似をして手とか首に噛み付くとちょっと驚いた顔をする。でもそのまま噛んでたらタカトーに叱られた。俺ゴシュジンサマの真似してただけなのに。

いつもいつもソイツばかりゴシュジンサマに構ってもらってずるい。俺は家から出なきゃ誰も構ってくれないのに。ずるい。

俺だって、遊んでもらいたいのに。


110222


七史視点にしたかったけど無理があった。しょぼんぬ。

裏設定としては七史の飼い主はお金持ちなほんのりマッドサイエンティストさん。七史を生まれてすぐに引き取って、言葉をほとんど聞かせずに犬やその他動物みたいに育成したらどうなるかの実験台にした。他の実験台は愛着がないため放置する事が多いが、七史にはなぜか執着を示し腰辺りにGPSと連絡端末をつけている。
最近になって痛いの好きな未樹を拾ったからそっちに傷の研究とか投薬実験とかで掛かりきり。あと夜のお相手も(!)
七史はほっとかれて一人うろうろ。だから飼い主さんは七史が色々学習してるのを知らない。
高遠はそんな七史の引率をしたり飼い主さんのお手伝いをしたり。

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