絶えず流れる笑顔

オレは聖人君子じゃねぇから




『君が笑っているだけでいい』




なんて言えねぇ。




もう少しチャクラがあったなら




影真似で一生繋いでおきてぇし、影首縛りで弄んでみてぇ




なんて、考えたこともあるんだぜ?








でもよ、最近分かんねぇ




オレに寄ってくるあんたが好きなのか




オレから離れてるあんたが好きなのか




あんたはどっちだと思う?












『人生色々』




実際そうだとは思うけど、待機所にそんな名前を付けるのはどうか‥




それでも、ここでコロコロと表情を変えるあんたを見てると




やっぱ、そんなもんなのか。








今日のお相手はアオバさんらしい




なまえは本が好きだから、優等生のアオバさんにお薦めを聞いている




オレはそんな様子を眺めながら、立ち上る紫煙と1人にらめっこ




息を吸うと、鼻先で赤く燻る火が僅かに勢いを増す




短くジリジリと音を立て、白い表情は灰色に煤ける








所詮、こんなもんだ




人生色々




赤だと思って見ていても、実は朱色だったなんてよくあること




違いはよく分からなくても、別物だと言われたら納得するしかない








だから、みんなに内緒でオレと付き合う『なまえ』も、みんなの前では先輩上忍の『なまえ』も




同じ1人の『なまえ』であるにも関わらず






「ちゃんと弁えてね」






なんて言われたら、了承するしかねぇわけで。








こんなこと考えるオレって




めんどくせぇ上にカッコ悪ィ












そう考えちまうと、どんどん自分の思慮深さを思い知らされる




なんでなまえさんはオレを選んでくれたんだ、とか




なんでなまえさんはオレとの仲を秘密にしたいのか、とか




実はモテてる自分に酔ってるんじゃねぇの、とか








思えば想うほど、カッコ悪い嫉妬は募って




大好きだと胸を締め付ける本音さえ、少し疎ましく感じてしまう








成人してもガキのまんま




女を抱いても甘ったれ




亭主関白気取るつもりが、いつの間にか都合のいいフェミニスト








長くなった先端を、落とすつもりで灰皿を覗いた




親指と中指で挟んで、人差し指で軽く叩けばいいだけの行為




それを躊躇ったのは




こんな容易な嗜好品と同じように、オレ達の仲も、呆気なく払われてしまうのかと




つまらない不安に駆られたから








更に情けないことに、オレの目はそのまま灰皿の方に捕まってしまって




徐々に伸びてゆく灰色の部分に、謂われもない愛着が湧いていくようだった












「おい!!奈良っ!!!!」



「ぅわっ!!!」






突然名前を呼ばれて、飛び上がった拍子にポロリと灰が折れた




あー!!なんてみっともなく灰皿を覗くと、声の主が呆れた溜め息を吐いた






「何やってんだ。煙草の灰に未練があるなんて、お前はつくづくふざけた奴だな」



「‥るせー」






身の丈もある巨大扇子を背負った女は、翡翠に似た強い瞳をオレに向けた




向けたと言うより、オレが座っているせいで、見下していると言った表現の方が合っている




四つに束ねられた髪は、いずれも瞳と同じく、厭らしくない輝きを放つ




肌も白くて綺麗だ




なまえさんに比べると、口は悪ィし乳はねぇけど




周囲の目を気にせず、こうやってオレに寄ってきてくれる人がいるのは嬉しい






「なんか用か?つーか、立ち話させるわけにはいかねぇから、とりあえず座れよ」






左手で数回隣の椅子を叩く




どうぞ、と言うようにその場所を手で払うのは、オヤジ仕込みのエスコート






「へぇ。女だ男だうるさい上に、そんな気遣いまでするんだな。顔に似合わず」



「めんどくせぇけどな。お前は一言多いんだよ」






そう言ってやると、テマリはガキみてぇに顔を崩して笑った




オヤジが母ちゃんと結婚した理由、今ならなんとなく分かる




こうやって笑い掛けられると、案外男ってな弱い








そんなことを考えながら、隣に腰を下ろしたテマリを見て、頬が緩むのが分かった







用件を聞く前に、コーヒーでも飲むかと席を立つ




設備のメーカーから紙コップにコーヒーを注ぐと、思いの外熱くて、ナプキンで周りを包んだ




『ミルクは入れない、砂糖は入れる』




と言ったテマリの好みに合わせて作り、ほれと手渡して座った






「お前、思ったより尽くすタイプなのか?笑えるぞ」



「尽くすって何だよ、めんどくせぇ。笑うんじゃねぇよ」






オヤジ譲りだと付け足すと、オレの忠告を無視してテマリは珍しく声を出して笑った






「全く想像できないな。勘弁してくれ」



「勘弁も何もねぇだろ。お前、笑いすぎ」






波紋の広がる紙コップを心配しながら、隣で肩を揺らす存在に胸が熱くなった






こうやって話せたら、どんなにいいだろう




笑いすぎて涙を浮かべるなまえさんの顔は、いつも誰かに向いている








テマリといた方が楽しいじゃねぇか




砂と木ノ葉が、いつ戦争をおっ始めるか分かんねぇとしても




そばにいるのに不信を抱くよりは、よっぽどいい






「で、用件はなんだっつーの。めんどくせぇけど、聞かねぇことには、始まらねぇだろ」






テマリの笑いが落ち着くのを待って、新しい煙草に火を点けながら尋ねた






「用件?風影様の伝書をお前らんとこの火影様に届けた帰りだ」



「は?ここ寄る意味あんのか」



「別に。お前が見えたから寄ってみた」








あー‥やべぇな。




今のオレにとって、『寄る』ってのは最大の弱点かも




どっかの誰かさんは、全く寄り付いてくんねぇから




それだけで傾きそうになっちまう






オレってやっぱりまだガキだ








「おい、またアホ面になってるぞ」






テマリの澄んだ声は、オレを思考の世界から呼び戻したと云うのに




どこかまだ甘みを帯びた空間にいるような、そんな錯覚を引き起こした








「アホ面は元からだ。戻らねぇよ。お前って、笑うとかなり可愛いじゃねぇか」



「なっ!!!はぁ?!お前、ふざけるなっ?!!」






なんとなく零れた言葉は、冗談だったのか本音だったのか








素直に赤くなって、烈火の如くオレを罵倒するテマリを




愛しいと思っていることだけは確かだった














ようやく鎮火したテマリ山の噴火には、漏れなく、待機所にいた全員の視線が付いてきた




痴話喧嘩だとせせら笑う声や、煩いと呆れる声




好奇心の漲る目や、若いわねぇと見守る目






それと、冷たい目







整った美人の冷たい表情が、あんなにも鋭いとは思わなかった




オレの内心はひどく揺れ、それと同時に仄かに明るく色付いた








あの顔って、嫉妬?




なまえさん、いつもの笑顔忘れてんぜ?







嬉しくなって緩みそうになる口元を、とっさにテマリへ向ける






「お前、真っ赤だぞ。強がってるわりに、可愛いとこあんのな」






ここで思いっきり、顔の緊張を抜く




気持ち悪いほど、ほどけてゆく自分の笑顔に、悪寒を感じた






「私をからかうな!殺すぞ!」



「うっわ、恐ぇ。怒んなよ、ブスになっちまうぞ」



「黙れっ!!奈良シカマル!!」






ぶっかけそうな勢いのコーヒーを奪って、それを飲み干す




テマリはますます赤くなって、照れているのかキレているのか




オレの洞察力でも、さすがに見分けることはできなかった










オレ、なんでこんなとこでハシャいでんだ?




なまえさんに見せ付けるため?




テマリが素直に可愛いから?












オレって、なまえさんのこと




呼び捨てにしてたっけ?




してないっけ‥
















そろそろ巨大扇子を振りかざしそうなテマリを宥めて、強引に外へ連れ出した




立ち尽くすなまえさんと、アオバさんの脇をすり抜けて




嗅ぎ慣れた、清潔感のある香りを振り払った
















キレた女は手がつけらんねぇ




それはいので十分、学習済みだ




なのに、今回怒らせたのは、色んな意味でめんどくせぇテマリ




さぞかし恐ぇ鉄槌が下ると思いきや、さっきからずっと黙り込んだまんま










オレがさっき言ったこと、マジに受け取ったかな




だったらめんどくせぇに加えて、ひでぇことしちまったわけだ




でも、オレは本音だったような気もする




なまえさんに義理立てするより、一緒にいて楽しいと思うやつのそばにいてぇもんだろ








さっぱり頭が回らねぇ






「おい、アホ」



「アホとは何だよ、騒いで悪かったっつーの」






平然と話しかけてきたテマリに少々気後れしながら、いつもの『アホ面』を向けた




テマリは眉を顰めて、それだけで気に喰わないと表していた






「んな怒るなって。スミマセンデシタ。な?」




なんとなく勢いで、頭を撫でようと手を伸ばす




それは物の見事に叩き落とされ、オレには更に深く刻まれたシワと、痺れる痛みが贈られた








「易々と触ろうとするな。さっきも見られただろう」



「へ?あ‥スイマセン」






不貞腐れたように下唇を突き出すと、痛む右手を少しオーバーに振った






「お前が木ノ葉で冷やかされることはねぇだろうから、気にすることねぇよ」






手持ち無沙汰になった両手をポケットへ差し込むと、自然と背中が丸まる




テマリにその背を向け、2、3歩大地を踏み出す




テマリが付いて来たら、オレは惚れてしまう気がしていた




むしろ、半分傾いていた








それなのに、老成を感じさせると評判の背中に投げかけられたのは、あまりにも意外な言葉だった






「何を言ってるんだ、お前は。私が見られたと言ったのは、あの美人な上忍にだ。お前ら、付き合ってるんだろ?」



「‥は?‥‥はぁ?!!」






驚きのあまり飛び出した両手は、行き場をなくしてワタワタと動いた




離れたはずのテマリに詰め寄って、溢れ出てくる質問を次々に浴びせた






「な‥なんで知ってんだよ!!つーか、いつから気付いてたんだ?!は?カマかけたとか?!」



「あー煩い!そんなもの、見ていれば分かる!!」



「オレを?!なまえを?!」



「どっちもだ!!纏わりつくな!!木ノ葉の上忍は皆、アホなのか?!」






まだ思考の糸が絡むオレを、テマリは切れ味抜群の怒声で一喝し、怒りを抑えるように溜め息をついた






「ったく、木ノ葉は温いんだよ。お前を見るあの人の泣きそうな顔を見てれば、どんな想いを抱いているかなんてすぐ分かる」



「‥‥‥‥‥」



「ついでに、お前もあの人をチラチラ見ていた」



「‥‥‥‥‥」



「なのに私をからかった」



「‥‥‥‥‥」



「まだ聞きたいことはあるか?里一の頭脳派上忍くん」



「‥ないっす。本当に申し訳なく思ってまス」






オレは素直にテマリへ頭を下げた




下げたと云うか、項垂れたようなもんだった








オレのガキ染みた振る舞い




全部テマリへ筒抜けで




しかも、全くの恋愛対象外




すっげぇ恥ずかしい












「そのアホ面を晒してる暇があったら、なまえさんとやらに謝りに行け」



「‥泣きそうな顔してたか?」



「はぁー‥お前は自決しても責任とれないな」
















――あれほど必死に自分を抑えている女の人を、私は初めて見たよ
















テマリの言葉は、オレの尻に火を付けるには十分すぎて




足がもつれそうになるのを懸命に踏み出し、オレは待機所へ駆け込んだ












そこにいたのは、黒縁眼鏡を光らせたアオバさんだけ




痞える気管を無理やり働かせ、なまえさんは?とだけ搾り出した








「教える義理はない。お前みたいなやつに、教えたくもない」






冷静な視線をオレから外し、アオバさんは出口へ向かう




焦ってその腕に縋ると、吹き飛ばす勢いで弾かれた






「お前になまえを追う資格はないだろ。いくら何百通りの状況を読む頭でも、それを生かせないガキは帰るんだな」



「オレは!!‥アオバさん‥なまえさん、なんか言ってました?」



「いや、何も。だからこそ、読み込んだよ」






そう言ったアオバさんの言葉は、何も読めなかったオレにとって




どんな言葉で罵られるより、深く突き刺さった








アオバさんの言う通り




どれほどオレが戦局を読むのに優れていても




いざとなって、冷静にそれを使えなければ意味がない




ただ、恋愛経験不足のオレにとって




正確に働くかどうかは分からない




でも、そこがさほど重要でないことも分かった








要は、使うか使わないか




想うか、想わないか




信じるか、突き放すか












探るなんてくだらなくて




確かめるなんて恐くて




微笑むなんて簡単で












アオバさんの眼鏡の奥には、なまえがどう映ったのか




それが無性に、気になった








オレはなまえの笑顔が好きだった




初めて小隊を組んだとき、どんなに劣勢な状況でも




なまえは強い笑顔でオレらを励ました




傷だらけの泥まみれ




血腥い、酷な空の下




なまえは死を弔う、素敵な笑顔を持っていた












その笑顔が、オレだけに向けられるようになって




絶対、手放さないと誓って




なのに、いつしか隣で陰るようになって




どうせなら、嫌と云うほど曇らせてしまいたいと思ったんだ












「‥オレ、すげぇガキ‥」




重鎮な黙間を破って呟く




闇を増やし始めた待機所は、その言葉に深みを増して、オレの惨めさを煽った






「そうだな。ガキは帰れ」






アオバさんの声も、すげぇ深く濃く響いて




自分を支える杭を、徐々に削られている気分になった












「だが、今は違うんだろ?」



「‥へ?」



「その頭、何のために使うべきかが分かったんだろ?なら、帰るな。すべきことをしろ」



「アオバさん、オレ‥なまえを大切にします」



「オレに言うことじゃない」






アオバさんとオレは、なまえの半分も笑わないような人生を歩んでいて




それでもこのときばかりは、2人して口元が緩んだ







アオバさんはオレを支えるように固く笑い、オレは、それに負けないように強がって笑った






「行け。と言っても、なまえがどこに行ったかは教えない」




そう言って、オレを払うように手を下から上に数回振って




「フラれた男に、悪あがきぐらいさせてくれよ」




と、オレの背中を突いた
















『人生色々』だなんて、憂いてる場合じゃなかった




赤だろうが、朱色だろうが




脱色しようが、黒く染まろうが




なまえの笑顔を支えてやれば、いいだけだった








なまえの笑顔に惚れたオレ




そんなオレと同じように、なまえの笑顔に助けられてるやつは多い




そのみんなに、なまえが笑って接するのは義務みたいなもんで




オレの独り善がりな独占欲で、奪っていいもんじゃなかったんだ












常日頃、笑うことがどんなに大変なのか




あまり笑わないオレだからこそ、分かるんだ




その笑顔の重さも




返ってくる反応の温かさも




なまえが担う、人々を和ませる空気も




『我慢』と『強がり』を土台にしていることだって、あったのに








それを和らげるために、オレがいたのに








きっと、なまえは慰霊碑の前にいる




亡くした戦友と両親にだけ




なまえは涙を見せる




オレにも見せてくれる




その意味を、もっと分かるべきだった








泣き顔を抱き締められる意味




もう、戦友と両親はいない




その役割をオレが預かる意味












テマリの言う通りだな




自決しても、責任とれねぇ












薄闇に星が見えだした頃




残月が勢いづいて、夜の支配に動き出した




そんな空から視界を下ろすと、見慣れた背中が佇んでいた












「なまえ、悪かった」






手を伸ばせば触れる位置まで近付いて、でも敢えて触れないで




開口一番、オレはなまえに謝った








もう、自分をガキだと反省するのは疲れたから




言い訳を並べるより、ただ謝りたかった







なまえは小さく萎んでいて




いつも真っ直ぐ伸びている背筋を、今はオレと同じように丸めていた






「シカマル、私のこと、嫌いになっちゃった?」



「なるわけ、ねぇだろ。さっきは‥オレがガキだっただけ」








弱い、なまえの声が




いつもより掠れて聞こえる




久しぶりに見る笑顔が




蒼い涙より細い








そんな顔にしたのは誰だ?




間違いなくオレだよな




こんな不名誉な我が儘さえ




オレの特権だと、喜んでいいだろうか?












「なまえ、オレが間違ってた。オレには笑ってくんなくていいから、泣きてぇときはオレのそばで泣いてくれ」








罪滅ぼしと云うつもりではなくて、ただそう思った




笑うなまえより、本当は泣き虫ななまえを




抱きしめてやりてぇと思ったんだ










支えた肩の温もりと、再び手に入れた柔らかい香り




冷えた胸に包んだなまえは、今まで以上に愛しく思えた








「アオバさんに『シカマルより、オレがお前を幸せにしてやる』って言われた」




服に篭った声で、なまえはオレの心臓を飛び上がらせた




そのまま高速でジリジリと暴れて、それを感じたなまえは、ふふふと笑った








「きちんとお断りしたわよ。『私にとってシカマルといることが、一番の幸せです』って」





また大きく心臓が跳ねる




なまえと密着する部分から、沸々と血液が沸き立って



静電気に似た微弱な痺れが、オレの頭を熱くした










「シカマルはテマリちゃんといるときの方が幸せかもしれないけどさ?」



「お、おいおい‥悪かったよ」



「ふふっ、だーめ。許さない。シカマルったら、あんなに笑っちゃってさ」



「‥‥そんなに笑ってたか?」



「そりゃあもう!妬けちゃうくらいね」








そう言って笑ったなまえの姿を




オレの腕に閉じ込められることこそ




オレの幸せだと思った
















遠回りしたオレを、どうか許してほしい




空回りで傷つけたオレを、変わらず受け入れてほしい




なまえの笑顔は、オレが支えるから




なまえが泣きたいときは、オレがその居場所になるから







無理して笑うなよ?




大袈裟に泣くなよ?




ありのままのなまえを、これからも守っていくからよ



















絶えず流れる笑顔

(アオバさん、あんたにゃ負けねぇからな)





end







8500打キリリク[シカ夢]
mimsさんに捧げます(^^)


大変遅くなって、申し訳
ございませんっ!(>д<;)


☆mimsさん☆これからも
よろしくお願いします♪


ダメだし&書き直し指示
&お持ち帰りはmimsさん
のみ許可です(^ω^)Ъ★



■あとがき by mims■

仁さまより頂いた8500hitリク夢でした。
泣いても良いですか、本気で。
もうね、すっかり仁ちゃんの虜だというのに、益々虜にしてどうしてくれるの(涙)

素晴らしすぎる言葉の使い方も知性あふれる話の展開も、涙を堪え切れなくなるほどの切なさの演出も、嫉妬を煽る脇役陣の素晴らしいセレクトも、全てが極上でしたよ、何も言うことがありません…
アオバもテマリも最高にスパイスフルで素敵すぎました。完敗です!!!
2008.03.21
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