眼鏡キャラは大人しいと言ったのは誰



えッ、と……






確か私はアンコ達と居酒屋で…







久々のお酒だからアンコと飲み比べとかしちゃって…駄目だ。記憶がない。




しかも、知らない部屋で寝てる私。




私は裸。




隣には静かに寝息をたてている同じく裸のアオバ。





「なんで、アオバ?」





アオバとか同じ特上仲間だけどそんな会話した事ないし、しかも居酒屋にいた??
ていうか、私もアオバも裸って、つまり…




「ヤってしまった」



「何ブツブツ独り言言ってんだよ」




あーあ目覚めちゃったよ眼鏡君。
めちゃめちゃ機嫌悪そうだし。悪いのは私もだよ!!
ゲンマとかライドウとかならまだしも、アオバかよ!!





「ねぇ、アンコ達は?」




「お前何も覚えてないのか?」





覚えてたらアオバとヤりませんッてば。





「覚えてなさそうだな。アンコ達はなまえを俺に頼んでさっさと二次会に行ったぞ」






覚えとけよアンコ。





「そう。」




とりあえず床に散らばってる下着に手をのばす




「お前妙に落ち着いてるのな」




「こんなんでイチイチ驚いてちゃクノイチやってません」




「ふ〜ん」




アオバに下着を奪い取られた。
なんかこんな事なるならもっと可愛い下着着とけとけばよかった。



「何、返して」



奪い返そうと思って伸ばした腕はアオバに簡単にとられてしまって、あっという間に組み敷かれる形に。




「ちょ、なに…ッ」




言い終わる前に唇はアオバに塞がれてしまった。
軽いキスから深いキスへと変わり息が上手くできなくてアオバの胸を叩くがびくともしない。




「ッ…ンッ」



「なまえ顔真っ赤」



「あんたがこんな事するからでしょ!?」








眼鏡キャラは大人しいと言ったのは誰




(アオバにときめいてしまった)(私は重症ですか?)







END
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テーマ「人外ファンタジー」
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