2文字の恋文

まじ…ですかァ



我に返り始めたわけだが



今朝、俺がおもしろ半分でZの奴らに出せと言った2学期の反省文。



目の前にある反省文に目を向ければ、先程、俺の教壇に反省文を出しにきたなまえよりもさらに赤熱してしまってるような気がして…


 
どうりで俺と目を合わせなかったわけだ。 



…なまえっつーと、Z組のなかじゃまとも中のまともな奴で、結構男子に人気あるあのなまえ…だよな。

つーか、これ出しにきたのなまえだったしィ



「でもよ、不意打ちすぎんだろ‥‥‥」
 



その白紙の反省文だったはずの紙に書かれていた言葉―――
 


400字詰め原稿用紙なのにたった2文字… 
 

「ス…キ……としか読まねーよなァ」 
 

銀さん、そんなこと言われたら惚れちゃうよ? 

「…なまえは補習決定〜」


(だって一応2文字しか書いてないしぃ…なぁんてただの理由付けにしかならないんだけどよ。)




ペッタペッタと安物のサンダルの音を響かせながら、ニヤリと笑う。



(まぁあいつらとは別にだけどぉ… )






「2文字の恋文」

fin



[night road]の月夜さまに頂いた、素敵銀八夢です。

この長さの中に、萌え要素をしっかり盛り込んでくれちゃう月ちゃんに惚れました!!

いつもありがとねー。
うちの銀誕部屋に、大事に飾らせて頂きますね!!
2008.10.18
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