愛しき隣人、達
サァァ‥
草原に近い、分け隔てない場所
そこにはベンチがぽつりと一つ
空は快晴
太陽がキラキラと輝いていて…
「気持いいですねえ…」
「そうやねえ/ですね」「…ごほん、ほんと気持いい天気だね。そういえばお茶を持って来たんだ、よかったら…」
「いや〜イヅルはほんま気ィ効くなあ、ついでにもうちょい気ィ効かせて隊舎戻っとき、
お茶置いて」
「僕の価値はお茶だけだと。…はい、なまえ君どうぞ」
「わ、ありがとうございます!」
「ちゃうよ、イヅルあってこそのお茶や。まあお茶あってこそのイヅルともゆうけど。それより僕には?」
「どうぞ、ご自分で入れてください」
「ひゃあ、酷」
コポコポ‥
「でいつまでここおる気なん、イヅル?…ズズ」
「隊長こそこういう天気のいい日は、普段溜めてる書類片すっていうのはどうですか?…ズズ」
「…ズズ」
「天気いい日にわざわざ仕事する根暗がどこにおるんや…あ、
イヅルか」
「あ狐だ、こんなとこにもいるんですね、可愛いなあ
僕の知ってる狐と取り替えたいくらいだ。絶対そっちの方が役立つと思いませんか、
市丸隊長?」
「イヅルは虫にも虐められるような
ダメな子やから何したってあかんよ、諦め」
「…隊長こそ、そろそろいろんな人にちょっかい出すのやめたらどうですか?」
「やめへんよ、楽しいやん」
「そんなことばっかり言ってていいんですか?この前なんて
何をしたのかは知りませんが、綺麗な女の人に“非情者!”って言われて結構大事になってましたよね」
「…その話引っ張ってくるやなんてえらい卑怯やな」
「あ、そういえばこんな事も言ってましたよね“責任取って下さい!私とお腹の中の子っ
モゴッ「
イヅルまだ死ぬん嫌やろ?なァ嫌やろ?」
「あ、鳥だ。可愛い…」
「ほんま可愛いなァ/ほんと可愛いですね」「…とりあえずあれや。率直にゆうと
なまえは僕のもんや」
「何言ってるんですか、
病院紹介しましょうか?それに“僕のもの”だなんて子供じみた独占欲ですね。なまえ君は絶対隊長より僕のことが好きだと思いますよ」
「イヅルこそ頭大丈夫か?そんな夢でも有り得んようなこと、よう恥ずかし気もなく発言できたもんやな」
「隊長知らないんですか?なまえ君は“一緒にいて落ち着く人”が好みなんですよ。隊長なんてベタベタとしつこそうじゃないですか」
「僕の底知れぬ包容力にイヅルはまだ気付いてないみたいやね。それに何でなまえの好みなんて知ってんのや」
「
底まで行っても見えない包容力の間違いじゃないですか?」
「聞いてる?なんで好みなんて知ってるんや、て」
「え?なんでお好み焼き焼いてるんや、って?」
「いやいや、無理矢理にも程があるやろ」
「ゴホン…なんでかって、本人に聞いたんですよ」
「ほんまか?ほんまは“これ皆に書いてもらってるんだ”とかゆうてプロフィールの紙みたいなん書かせてそれ一人でじっくり読んでたとかと違うん?」
「Σちょ、なんでそれをっ」
「イヅルのやりそうなことなんて何も考えんでもわかるわ」
「なっ…!そういえば隊長この前も…」
「なんやて、なんでそれを…」
「隊長こそ…」
「イヅルかて…」
「………ふぅ」
草原に近い、分け隔てない場所
そこにはベンチがぽつりと一つ
空は快晴
太陽がキラキラと輝いていて…
「今日も平和ですねえ…ズズ」
「そうやね/ですね」「「……、」」
三番隊は、
今日も仲良しです(^^)
「「……え…?」」
END
あとがき
というわけでmims様より12345のキリ番リクでしたあ
ギンかイヅルのなんでもというわけで両方出しちゃいましたっ(^ω^)!
取り合いしてほしくて!
ギャグですけど(・∀・)笑
よかったら受け取ってやってください!
ではmims様、読んで下さった皆様、ありがとうございました^^!
[
mascalat]の無雲さまよりいただいた、12345キリリク夢でした!!
ギンかイヅルでお任せ、とおねがいしたらこんなに素敵な夢に。
このふたりに取り合われるだなんて、幸せすぎます☆
無雲さん、ホントにありがとうございましたー!!
2008.12.21 mims