黒バス | ナノ

まず、計画をたてましょう


「…真ちゃん今日のラッキーアイテムは麦藁帽子なわけ…」
「そうなのだよ」
「うわ、ちょ、緑間!蝉おるよ!蝉!!うっわ、気持ち悪っ」
「あのさー、蓮ちゃんさ、リアカーで暴れないでくれるかなぁ」
「おー、高尾すまねぇ。まーそう怒るではない」
「誰がこいでると思ってんだよ!なんなら今すぐ降りろ」
「停止長にお断りさせていただきますよ。高尾君」


つい最近終業式を終えて夏休みにと言うなの課題地獄の真っ最中の中、蓮は高尾の漕ぐチャリヤカーに乗って学校に向かっている。理由は簡単。部活があるからだ
チャリアカーには行きがけついでにいつも無理を言って載せてもらっている

今のところ不敗の巨人と蓮が載ってるというのに高尾は涼しい顔して漕いでいる

「なー、緑間ってなんか麦藁帽子似合うよねー。このまま森に行ってしまえ」
「なにしにいくのだよ」
「そりゃ虫捕りに決まってんじゃん」
「なんでそうなるのだ」

「ブッ…」

なにを想像したのか、前にいる高尾が盛大に吹き出した

「真ちゃんが虫捕りとか…」
「な、なにを笑っている!」
「ぶふ…、」

一生懸命に笑いを堪えている高尾をよそに、蓮はスケジュール帳を開き、空いてる曜日を確認した

「じゃーさ、明後日いこうよ」
「ん、どこに」
「虫捕り」
「俺は行かないからな」
「真ちゃんそう言わずに行こうぜー」
「そーだよ緑間いくのだよ」
「断る」
「だってー、じゃあ明後日の朝高尾起こしに行かないとだめだな。緑間起きれないらしいから」
「了解。じゃーそーゆーことな」

いつも通りぎゃあぎゃあと騒いでいる2人をよそに、暑い中お汁粉をすすぎながら緑間は盛大なため息をついた



まず、計画をたてましょう

「あ、夏祭りも行かなきゃね」
「お、夏休みエンジョイってやつだな!」
「…お汁粉…うまいのだよ…」


ーーーーー

煩い子と高尾は腐れ縁だといいよ。同小で同中の悪友みたいな。
それで緑間につっかかってる感じ


120810蜜柑

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