黒バス | ナノ

久しぶりの感覚


黒子君…、誠凜さんと試合をしてからというもの黄瀬君が変わった

誠凜さんに負けて大泣きしてから、あれから一生懸命にバスケに取り組んでいる。
まるで、昔に戻ったみたいだった。なによりも楽しそうにバスケをする彼が見れて嬉しかった
そんな黄瀬君を見て私はマネージャーになることに決めた

もともとマネージャーさんが去年で卒業しちゃっていなくなったそうだ。だが、今年は黄瀬君が入るからという理由でマネージャー禁止にしていたのだが、私は帝光中出身のマネジだったのでオッケーと言われた。どういうこっちゃ
聞く噂によると、黄瀬君が手を回したとかなんとか。黄瀬君ならありそうだな。なんやかんやいって、私のこと気にかけてるみたいだし。幼馴染として



部員の皆さんが基礎練をこなしている間に私はバスケ専用の体育館を探検してみた。バスケ専用とあって広いし、ボール等の用具ももちろん充実してある。
探してみると、タオルなどもあったし、洗濯機もなぜかあった。そういえば帝光中にもあったけど…普通あるものなのかな?それとも忘れた人用とかなのかな?まあ、これで洗濯は手洗いじゃないね。良かった。
部室にも入ってみた。さすが男子ばっかりだ。しかもマネージャーさんがいなかっただけあって汚ない。帝光中の時よりも酷かった。とりあえず明日は部室の掃除をしよう。うん、そうと決まったら明日は汚れてもいい服持って来ないとね!
そういえば、一応マネージャー用の部屋があるときいたんだけれど…どこにあるのだろう。また後で主将の先輩にきいてみよっと。あるといろいろ便利だし。

ぐるぐる探検していたら、基礎練が終わったのかどうなのかわからないが、タイムとか色々記録をとって欲しいと部員の人に言われたので、シャーペンとボードを持って外にでる


「赤西ー次こっちよろしくー」
「はーい、いま行きます」

呼ばれた方向に向いてぱたぱた走ってまた記録をとる。さすがに桃ちゃんみたいに凄い能力なんて持ち合わせていないけれど、私には私なりにできる事があるだろうからそれを一生懸命やろうって。前みたいに、認めてもらえるくらい一生懸命頑張ろうって思っている。


「蓮ー?今のどんな感じっスか?」
「んーと…うん。さっきよりは良くなったと思うよ。あ、でも少し踏み込みとか甘いかも」
「んー、了解っス」
「おい赤西、こっちはなんか気づいたことあるか」
「あ、はい。そうですね…」

私はなんにもできないし、そこまで知識人もない。だから思ったことを言う。これだけしかできない。でも、少しでもみんなの役に立つんだったら頑張れる気がする。

久しぶりの感覚
(とりあえず手始めに)
(掃除でもするか)



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120909蜜柑

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