01

○月×日晴れ、
今日もバンエルティア号は平和です

「へぇ〜、カノンノがみつけたんだ〜。空から降ってきた女の子か〜すごいね〜。世の中不思議がいっぱいだね〜」
「そうだよ。でもね、記憶が一切ないみたいでさ〜…名前さえも分からないっていうの。ねぇ、リモンはなんかいい名前ある?」
「いきなりそうきかれてもなぁ〜」

私がお仕事からかえってきたら、カノンノが知らない女の子を連れてきていた。どうやらこの子、記憶喪失のようだ

「でも、リモンと同じだね」
「何が?」
「記憶がないところとか、ね?」
「ああそうだったね。そういえば記憶なかったっけ?」
「そうそう!あの時アンジュさんが見つけてくれなかったらどうなってたか」
「あ〜、そういえば!そんなことあったねぇ〜。懐かしいね」

私たちが思い出に浸っていると、

「あ、あの…えっと…名前…」

と、カノンノがつれてきた女の子が小さな声で話しかけてきた。そうだった、今は子のこの名前決めないといけなかったんだ

「じゃあさ、もうパエリアでいいんじゃない?」

カノンノが口をひらく。なんだカノンノ決めてたんじゃない。そんなのなら私にわざわざ聞かなくてもよかったんじゃない

「あ、ありがとうございます…」

女の子は嬉しそうに顔を赤めた

「あ、私リモンっていうの!よろしくね。パエリア」
「はい、よろしくお願いしますリモンさん、カノンノさん」
「ふふふ、よろしくね」

私たちは握手を交わした

「じゃぁパエリア、名前も決まったことだし、皆に挨拶しに行っておいで」

後ろで見ていたアンジュさんが声をかけて、その、パエリアは「はい、」と返事して挨拶にいった



にしても、記憶がない…かぁ。本当に私とそっくりだなぁ…
あ、でも私はふわふわ浮いてなかったね。そんなカッコイイイリュージョン、私もしたかったなぁ


なんちゃって


−−−−−

しょっぱなから原作にそってるようでそっていません

120311

 
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