Hello、さんたさん!「ね、いいでしょ?減るもんじゃないし…ねぇ」
「そーだよジェージェー!けちけちすんなよー」
「そういう問題じゃありません!」
ジェイ君の声が艦内に響く。あいにく明日はクリスマスパーティで、その出し物をしよう!って事でジェイに相談していたのだ。
「でも、ジェイ君じゃなきゃダメなの。だからお願い!ね?」
「ね?じゃないんです。なんで僕が女装なんてしなくちゃいけないんですか」
「だって、ジェイ君可愛いもん!」
どや顔で言ってきた彼女には悪気なんてなかった。
***
そう、明日は待ちに待ったクリスマス。パーティでは出し物があって、その出し物とはジェイ君と、ノーマと私の3人でミニスカサンタさんの格好をして歌ったりおどったりしようって訳。われながらいい考えだと思う!
ジェイ君も、ノーマちゃんも可愛いもん
そういう訳で、只今ジェイ君に交渉中です。それが手ごわくてなかなか応じてくれないんだどね
個人的にみたいなとか思ってないんだからね!
「それにさー、ジェージェーがやってくれないと、ウィルっちがやることになるんだよ〜?」
そうなのか!と、心の中で思ったけど言わなかった
それどころか、私は便乗して「これ着るんだよ」って見せてあげた。
これ、ウィルさんが着たらあきらかにピッチピチじゃん…
「へぇ、そうなんですか」
「着てくれる気になった?!」
「なりません!」
肩を落とすノーマちゃん。本当に、本当にピンチだよ!私は知恵を絞ってみた
「あ、じゃあさ、じゃさ!鬼ごっこしようよ」
「は?」
「艦内をジェイ君が逃げるの!んで、私かノーマちゃんに捕まったらジェイ君の負け。観念してサンタ。ね、」
「はぁ、わかりました。捕まえれたらですからね」
「おっけ〜!じゃあ10かぞえるね!」
ノーマちゃんがそう言って、私達は数えることにした
***
この僕が負ける訳がありません。そもそも、僕が負けるような賭けなんてするわけないでしょう?
こんな勝負、僕が勝つに決まってます
そう思っていきよいよく走った。これでも情報屋やってるんで、足には自信があった
とりあえずどこかの影に隠れ、2人を伺う。どうやらもう10秒たったみたいで、2人が走ってくる音がした
まあ、勿論負ける気しませんが
***
「ジェイくーん!!」
只今ジェイ君を探しています。サンタさんになってもらうんだからね!絶対に
ジェイ君はどこかなぁ。まあ、しらみつぶしに捜したら良いんだけどね!
私は走るのもなんだったので、歩いて捜すことにした
「ジェイ君?」
なんという幸運なんだろうか。ジェイ君とはち合わせした
「ジェイ君!ジェイ君!」
ジェイ君は私を見た瞬間罰が悪そうに逃げるので、なまえを呼んで追いかけようとした。ジェイ君は軽々と階段をおりる。私もジェイ君を追いかけようとしておりようとしたんだが、生憎足を滑らせて落ちてしまった
「いったー」
「あのう、どっちが痛いかわかってます?」
下をみたらジェイ君が下敷きになっていた。なにしてるの?ってきいたら、貴方が上からふってきたんでしょう!って怒られた。
「どいてください」
「うん、いいよ。はい、つかまえた!これで私達の勝ちね。はやくノーマちゃんに言わなくちゃ」
私は足早にどいてノーマちゃんに知らせに行った
その当日ー
「まっかなおっはなっの〜♪」
結構好評でした。なんとなんと、ジェイ君がいるってことは私たち以外だっれも分からなかったらしく、スパーダ達が謎の美女登場など、なんやら騒いでいた
Hello、サンタさん(今回だけですから)
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120116
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