お土産を持って「うん、これで食材の買い出しは終わり!後は…」
白い息をはきながら、鼻を赤くした彼女が言った
「プレゼントだろ?」
隣から、白い息を同じくはきながらリオンが言った
「そーそー!あったり〜!リオン君ってばエスパー?なんで私の考えてる事分かっちゃったのー」
彼女は斜め45度くらいに首をかしげる
それに呆れたようにリオンもため息をはきながら「この買い出しリストにかいてあった」と言った
すると、彼女はそっかー!といいながら、ぽんっと手のひらを叩いた
まったくついていけない
とリオンは心の中で思った。
たが、こんな彼女に振り回されるのも、退屈しのぎにはいいか。とか思っている
「ねぇ、リオン君はさ、何もらったら嬉しい?」
さっきまで店に入ってた彼女が聞いてきた
「その手に持っているものはなんだ」
さっき買ったと思われるプレゼントを、リオンが指を指した
「ああこれ?プレゼント交換するためのだよー。で、リオン君だったら何が嬉しい?」
「僕がって訳ではないが、…心がこもっていれば、なんでもいいのではないか」
「そっかぁ!」
彼女は嬉しそうな顔をして、にっこり笑った
そして、リオンに近づき頬にキスをした
「えへへ、心がこもってればなんでもって言ってたからさ、私の国での愛情表現だよ」
そういって彼女はくるくるまわった
お土産を持っていきなりだったのからかはわからないが、すこし頬が赤かった
−−−−−
主ちゃんは異国からの傭兵さんです
111225
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