さぁ、作りましょうか
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※若干キャラ崩壊してます



明日は待ちに待ったバレンタインで、ただいま厨房を借りて女の子組で明日に備えてクッキング中です

「んーと、じゃあまずは…卵!」
「はい、出したよ」
「じゃあソフィちゃん、卵をボールの中に割ってちょうだい」
「うん、えい」

返事をすると、ソフィちゃんがいきよいよく卵にチョップをくわえた

「われたよ」
「ちょっとソフィ!そういう意味じゃないわよ!」
「うっわー、卵でべちゃべちゃだねぇ〜。すごいねぇ〜」
「ちょっとパスカル!感心しないの」

相変わらずオカンなシェリアさんよそにななしは、「卵はこうやって割るんだよ」ってソフィさんに教えてました

「卵って難しいんだね」
「大丈夫、なれたら簡単だよ?」
「じゃあ、私はソフィのために卵割り器を作る!」
「パスカル!!」

シェリアさんの超えが響き渡りました。そんなシェリアにソフィは「シェリア怖い…」と小さな声で呟いた

「まぁ、気を取り直して次!次は、牛乳だね」
「ん?牛乳ってどの牛乳だい?」
「なんでもいいよ…ってで、陛下ぁぁぁああ!何でこんなところにいるんですか!」

後ろを振り向くとリチャード陛下がいて、何食わぬ顔で聞いてきました

「なんとなくだよ」
「仕事して下さい」
「で、どっちなんだ?この、高級ウィンドル牛なのか、こっちの低脂肪乳なのか…」
「好きな方でいいですから」
「じゃあ低脂肪乳のほうで」
「はあ、」

ニコニコリチャードさんはななしに低脂肪乳のほうを渡しました
(え、低脂肪乳なの…)
と、シェリアさんはこっそり心の中で思いました

「次は何をまぜるのかい?」
「リチャード、楽しそうだね」
「もちろん!こういうことはした事ないからね」
「そうなんだ。あのね、私もリチャードや、シェリアやパスカル、それにななしとお料理できて嬉しい…」

少し頬を赤らめたソフィに皆キュんっときたことは間違いない

「ソフィー!私も嬉しいよー!」

パスカルはそう言って、ソフィに抱きついた

「ふふふ、私もよ。ねえななし?」
「もちろん!」

ソフィの発言の後、みんなの笑い声が聞こえた
それから順調に?進んでいき、あっという間に完成した

「後は、ラッピングのみ…と」
「私ね、アスベルへのラッピングの袋はこれにするんだぁ」

ソフィが手にしているのは可愛い花柄の袋だった

「あら、ソフィちゃんと持ってきて偉いじゃない」
「えへへ…」
「じゃあくるんじゃおー!」
「おー!」



「ねえ、ななしどうやってやるんだい?」
「あ、こうやるんですよ。ほいっと」

ななしがやってみせると、リチャードも真似してやってみた

「こうか!できた…!」
「上手ですよ。陛下」
「じゃあ君にあげるよ」
「え。いや…」
「もともと君にあげようと思っていたし…ね?受け取ってくれるかい?」
「は、はい…。でも私、陛下への作ってないですよ」
「えええ。…ゴホン。だ、大丈夫だよ」
「じゃあ、ホワイトデーにリチャード陛下にはあげますね」
「わあ、ありがとう」


「まあ、陛下ったら…!」
「じゃあ私もソフィに、あーげる!」
「ありがとう。パスカル」
「プラトニックラブね…!」
「シェリア怖い…」

さぁ、作りましょうか

−−−−−

一足早く?バレンタインネタです

110213



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