黒板を綺麗に消して、そして日付と曜日を書き変える。
曜日の下を見て、私の名前の隣に、緑間真太郎。と並ぶ文字を見てドキドキした。
いわゆる日直ってやつだ。
日直ってやつは厄介で朝早くきて教室を開けるところから始まり、日誌をかかされ、移動教室、帰りには施錠をしなくてはならない。
緑間君は今日は部活がオフの日らしくて、まだ、教室にいる。ていうか、隣にいる。
「緑間君はまだ帰らないの」
「お前を待っているのだよ」
「それ、期待していいってこと?」
ちょっとした冗談で言ってみたら真顔で「熱でもあるのか」と言われた。とりあえず全力でごめんなさい。と、謝った
「あ、緑間君あと日誌だすだけだから先帰っててもいいよ」
「その必要はないのだよ。俺が行く」
「え、いいよ。悪いし。私いくよ」
「俺が行くと言っているのだ」
「私だって」
負けてたまるか。という気持ちで教室で言い争いしていたら、鍵の見回りに来た先生が、渡しておく。と、言ってくださったので、それに甘えることにした。
「緑間君って、変に頑固だよね」
「それはお前も言えないのではないのか」
「そう…かなぁ」
先生に教室を追いだされたのが数分前。緑間君と一緒に途中まで帰ることになった。何話せばいいのか分からなくて、絞り出した結果がこの言葉だった。緑間君の顔を見る…ていうか、拝むには私は上を向かないとだめだ
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張り手を飛ばすようなおにゃのこが書きたかった。が、とりあえずボツかなぁ?と、
もしかしたら復活するかもしれない…けど、そうでないかもしれないなにか