おれは今、猛烈にイライラしている。
それは昼飯に嫌いなグリーンピースが入っていたからでも
今日の戦闘相手が弱過ぎて暴れたりないからでもない。
「***ー!用意出来た?」
「大丈夫だよベポ!行こうか!」
…これだ。
クルーの***はこの船に乗った当初から優しくて明るくて、かわいくて…とにかくハートの癒やしだった。
そんな***に惚れないわけもなく
頑張って頑張って、付き合うことになったおれ達だけど。
その溺愛する彼女とベポが数分前、衝撃のやり取りをしたのだ。
「ねぇねぇ***」
「どしたの、ベポ」
「一緒お風呂入ろうよー!」
ぬゎあにぃぃぃぃー?!
かわいらしく何抜かしてくれてんだベポ!
当然断るかと思いきや、
「いいよ!一緒に入るの久しぶりだね!」
ぬゎあにぃぃぃぃー?!
いいのかよ!
つーか久しぶり、て前にも一緒に入ったのか!!
くそ、おれだって一緒に入ったことないっつーのによ…!
「***」
「シャチ?どうしたの、そんな怖い顔して」
そりゃ怖い顔にもなるさ!
向こうで原因の白熊が***早く〜とか言ってっけど無視だ無視!
「…ベポと風呂入んの?」
「そうだよー背中洗ってあげるんだ!」
にこにこ楽しそうな***に一切の邪念はないから許しそうになったけど
いや、そうじゃない!
「お前なぁ…ベポだって男だぞ?」
「?……あぁ!ベポはメスの熊さんにしか興味ないよ!」
そうだろうけど!
違う。違うんだ。
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