たとえ自身のコンプレックスである部分を好きな人が「好きだ」と言ってくれたところで、それがコンプレックスであることには変わりない。

だから、極力見せたくないと思うのだけれど。



「ちょっ…シャチ、やだ…っ」
「なんで?可愛いのに」



恥じらう私を後目に、シャチは後ろから私の頬に口づける。



「ピンクで、ツンと立ってて…こんなに可愛いのに」
「ひゃぁっ…」



私のコンプレックス
それは小さな胸。

あまり見せたいものではないのに、彼は私の胸を可愛がる。



「なんで嫌がるかなぁ…」
「あ、ん…っ!」



キュッと既に立ち上がる頂を摘まれる。
かと思えばもどかしいほどに周りを優しく撫でられ、快感の波を操る。

大好きなシャチにされているという状況と彼のテクニックで、私の蜜は溢れていた。

バレたら恥ずかしい、とそろそろ離してもらいたかったのに
彼は足をすり合わせる私に目ざとく気付き、下へと片方の手を伸ばした。



「感じてたんだ」
「ん、も…やぁっ」
「嫌?嘘はダメだぞ?」



溶けきったそこにシャチの太い指が入ってくる。
少し動かしただけでクチュ、と音がなり、更に羞恥心を煽った。



「***…ここまできたら止めらんねぇだろ?」



耳に直接響く、低い吐息混じりの興奮した声。



「おれも止まんねー…」
「あぁ、っ、ん!」



上と下、さらに愛しい彼の声
全てに感じ、呆気なく達してしまった。



「はぁ、は…」
「***、今度は一緒に気持ちヨくなろうな?」



その言葉に、私は更なる快感を期待するのだった。


(胸、ちょっとおっきくなった…!)
((おれが愛を込めて揉んでるからな))


end.



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