さっきまでの黒いオーラが和らぐ。
くい、と顎を上げられた。
「他の奴らに、簡単に触らせんじゃねえよい…妬いちまうだろい?」
ニヤリと笑った顔。
うわわ、マルコ隊長色気やべぇ!
「……っ!」
「ククッ、真っ赤になって…可愛いねい」
そのままするりと頬を撫でて手が離れていく。
「とにかく、***はもうちょい気をつけろよい」
去っていくマルコ隊長を見つめたまま、しばらく私は動けなかった。
(サッチ…)
(なんだ?)
(***の乳掴んだって?)
(あ!いや、その、違うんだ、)
(地獄に堕ちろよい)
(ぎ、あぁぁぁあぁぁぁ!)
end.
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