* * * * *





「***…いい加減機嫌直せよい」



絶賛シカト中です。
だってだって、恥ずかしかったんだもん…!



「悪かったよい…」
「……」
「純粋に、一緒に風呂入りたかっただけなんだよい」



しょぼーんとうなだれるマルコ隊長はちょっと可愛い。



「***が色っぽ過ぎて我慢出来なかったけどねい…反省してるよい」
「…仕方のない人ですね」



ぱぁっと明るくなる表情。
くそぅ、可愛い…!オッサンのクセに…!



「今回だけ、ですからね…」
「わかったよい!」



ぎゅうぎゅうと抱き締めてくる彼の腕の中で、私も甘いなぁ、と溜め息。
だけど幸せだからいっか。マルコ隊長にはバレないように苦笑した。


…その甘さによって数日後、再び入浴を邪魔されるとは知りもせずに…



(なんでまた入ってくるんですかー!)
(背中流してやるよい)
((エロオヤジ…!))


end.



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第3回BLove小説・漫画コンテスト結果発表!
テーマ「人外ファンタジー」
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