私はジェイドが大好きでした。

本当に心から笑ってくれたり、私を思ってくれていたそんなあなたが大好きでした。多分それは、父としてではなく、世界でいうアイというものだったのだと思います。アイの意味は知らないけれど、アイしている。矛盾していますね、ごめんなさい。

元から私に価値なんてなかった。存在する事もよくなかったのだと思う…。せめてもの報いとして、私は自ら消える事を選ぼうと思います。ああ、でもそれはあなたに対する報いになるかも本当は分かっていないのです。

あなたの笑顔が嘘である事には気付いていました。あなたが死に対して恐怖を抱かない事も知っていました。これ以上ジェイドを苦しめるものがなくなるようにせめて私が消えれば。

私の体は音素になり、障気を消す糧になるけれど確かに存在していた事を覚えていてください。あなたが私がいたのだと信じてくれれば、それはきっと、私の価値に変わると信じています。

最後の一言を。愛しています、これからもずっと。