けんくら




「なぁ謙也」

「…ん?」

「俺らってキス何回したっけ?」

「っぶ」吹

「……汚いなぁ」

「っしゃ-ないやん!いきなり白石が
 そんな事いうからっ!」

「顔真っ赤」

「やかましいっ!」

「ハィハィっんで話し戻るで?
 キス何回したっけ?」

「…う-ん…」

「…」

「覚えてへんなぁ…したい時に
 いつもするし…数えてへん」

「……さよか」

「なん?白石は覚えてんの?」

「いやっ俺にも分らん」

「よなぁ?…っあ!今日は覚えてるで★
 朝と昼休みと部活の終わりと…」

「もうえぇって」

「……あれっ白石顔真っ赤やん」

「…」

「どないしたん?」

「…謙也」

「ん?」

「…………キス…」

「…あ、あぁ…うん。えぇよ」






ちゅ






したい時にしてる
数えてへん
…それだけ俺の事…好きやって思って
くれとるんやろ?夢中になっとるんやろ?


―そう…思うてくれとると思うと…無性にまた
キスがしたくなった





(もっと)
(もっと俺を愛してや)





―★


…うまくまとめれた
気がする←









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