Novel
39度7分(※円風・腐注意)

ある冬の日。
「うー、しんどい…」
さっき測ったばかりの体温計は、39度7分とそれなりの高熱を示していた。昨日遅くまで特訓していたのが原因だろうか。
「守ー、お友達が来たわよー?」
一階から母ちゃんの声。友達?誰だろう…

「円堂、大丈夫か?」

「か、風丸…はは、昨日遅くまで特訓してたら風邪ひいちまった」
なんか情けないなあ…オレキャプテンなのに。
「お前なあ…」
そういえば、昔からこうゆう風に学校を休んだら風丸がお見舞いに来てくれたっけ。

「ありがとな、風丸」

「うん?なんか言ったか?」
「えっ?い、いやなんでもないよ」
今ドキドキしてるのは、きっと風邪のせい。

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