Novel
七夕に、願いを馳せて。(※腐注意? 円風)

「なぁ風丸、お前短冊に何書いた?」
今日は7月7日、せっかくなのでイナズマジャパンの皆と短冊を書いているところだ。
「え?別になんでもいいだろ」
「えーっ、なんでもいいって…」
不満そうに頬を膨らませる円堂。…なんでもいい、というか…実の所、まだ書いてないだけなんだがな。
「じゃあ、そうゆうお前は何て書いたんだよ」
「えっ、オレ!?お、オレは、その〜…」
恥ずかしそうに短冊を見せてくる円堂。そこには、恐ろしく汚い字で
『いつまでもみんなでサッカーできますように』
と書いてあった。まあ、円堂らしいっちゃ円堂らしいが…。見せてもらった手前見せないというのも難なので、オレは渋々白紙のままの短冊を見せた。
「えーっと…って、風丸まだ書いてないじゃないか!」
しょうがないだろ、まだ決まってなかったんだから。…まあ、お前のおかげで今決まったけどな。

「風丸〜、結局なんて書いたんだ?」
「秘密だよ、秘密!」
七夕に、願いを馳せて。

『円堂の願いが、叶いますように。 風丸一郎太』

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