ココチ



「そう言うんなら、俺は報告はしねぇぞ」
『・・・そう?』


リボーンはニッと笑い、帽子の鍔を下に向けながら言った。
「お前みたいな奴は好きだからな。秘密にしといてやる」
しかし蓮華はリボーンの期待に反したように、

『・・・うーん・・・・・・秘密はちょっと嫌かも』
と言った。

するとリボーンはムッと顔を強張らせ、「何でだ」と聞く。
そんなリボーンの姿に蓮華は微笑ましく思いながらも、慌てて言葉を付け足した。
『ファミリーに秘密ってことならいいけど。並盛中だって行ってみたいし』
どう?と言うと目の前の赤ん坊は、

「その条件、のんだぞ」

と答えた。









『ということで、明日から綱吉君の従姉弟の設定で学校に通うことになった沢田蓮華でーす』

わー、パチパチパチ。奈々さんの拍手が居間に響いた。

そんな母に呆然としているのか、ツナは全く言葉を発しなかった。
そこで。
くるっと真後ろを向き、ツナと向かい合わせになった蓮華は、無表情で

『いぇーい』

ノッた。

「いいぞ、蓮華。そのテンションで明日も学校に行け」
いつの間にかコスプレ衣装に着替えたのか、フラダンサーの衣装を着たリボーンがマラカスをお手玉しながら蓮華に言った。

『・・・・・・無表情で?』
「・・・・・・頑張るんだぞ」

ワイヤーで宙に浮き、2階へと上がっていった。





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