めり、と指ではない、硬く、熱い何かが狭い腸内をこじ開けて入ってくる感触にみつきは目を見開いた。

「････！─ッ！──ッ！ぁ、ぁ、ああっ！イヤーッ！やだ、やだやだ、いあ、あっ、あッ！」

「んー、あったかくって、ぬるぬるで、柔らかい、やっぱりみぃちゃん初めてじゃ･･･って、あ、すご、奥キツ･･･っく、」

みつきの腸壁は、入り口は女の秘所のようにうねりペニスを銜えこもうとひくひくと戦慄いていたのに、少し先に進んだ奥の方は硬い肉のまま、ぎゅうぎゅうと痛いほどの佐助のペニスを締め付ける。

「うあ、キッツー･･･、ああ、みつきちゃん、ホントにハジメテだったんだ･･･。そっか、ここまでは指届かないもんねー、慣れてないんだ･･･っ、イッて･････････は、は、ははは、みぃちゃん、ほら、ここまで奥に入ったのって俺様が一番なんでしょ？」

もっと奥突いちゃお、と楽しそうに笑い、枕に縋って逃げ腰になっているみつきを深く抱え直すと佐助は更に腰を押し進める。
やめて、抜いて、放して、と小さくすすり泣いていたみつきだったが、ズンッ、と直腸の突き当たりの壁をペニスの先で突かれ尻たぶに佐助の陰毛が当たったのを感じ、逃げようとシーツを蹴っていた足から、枕に縋っていた指先から、とうとう力が抜けてしまった。
がく、と瞳からも力が抜け、ゆらゆらと溜まっていた涙が泣きボクロを通過してつうと一筋シーツに落ちてゆく。

「あぅ、あ、あ、あ･･･きむら、ゆ、きむら、」

「あはー、そっか、初めてだったんだ。そっかそっか。あっは、俺様みぃちゃんの初めてもらっちゃったー」

佐助は背中を丸めると力の抜けたみつきの肩甲骨に幾度も唇を落とし、そのままペニスで奥を亀頭で幾度か突き、痙攣するように戦慄く肉を味わうとゆっくりと抜いてゆく。
みぢみぢ、ときつい肉が絡まるのを無理やりに引き抜いてゆくと、一点を通過したところでみつきの背中がびくりとしなった。

「あ、今イイトコ通った？」

首を振る気力もなくなったみつきは、ちいさくいやだ、いや、と繰り返すだけで、佐助の問いには答えない。
そんならば身体に聞くしかないよね、と佐助は濡れた音を立ててペニスを引き抜き、みつきの身体を仰向けにひっくり返すと光の入っていない瞳に笑いかける。

「みつきちゃん、中にいーっぱい俺様の子種、注いであげるから」

ひぃ、とみつきの喉が泣き声を上げるが佐助は無視して腰を抱え、両足を大きく割り開く。

「あはー、いい眺めー。･･･みぃちゃん、見える？ほら、こっち見て。俺様の、入ってくの見える？」

みつきは絶対に見るものか、もう何も見たくない、ときつく目を瞑っていたが、焼けるような痛みが膝に走り、小さく叫んで思わず目を開ける。
先ほど手当てをしてもらった膝に、佐助が歯を立てていた。

「ほら、ちゃんと見ててよ」

そう言って弧を描くその唇には自分のものだろう血液が付いていて、みつきはその気色の悪さに目を逸らす。
そして視線を向けた先、高く腰を掲げられ、大きく割り開かれた足の間、自分の尻に佐助のペニスが押し当てられているのを見てしまった。

「･･･ッ？！も、もういや、いやだ、はな、せ、はなして、や、やめ、あ、あ、あっあっあっ」

先走りと腸液でそぼ濡れ、てらてらと鈍く光るペニスがみつきのひくつく尻穴に擦り付けられている。
先ほどと同じように幾度か亀頭でぐぽぐぽと尻穴を開き、真っ赤に濡れた肉壁を捲りあげては押し戻す。
そうされると自分の身体のはずなのにそこはまったく言う事を聞かないで、まるで佐助のペニスを欲しがっているようにぱっくりと口を開けてはひくひくと戦慄いてしまう。
みつきは裏切られたような気持ちになり、いや、いや、なんで、どうして、と小さくうわ言を呟く事しかできない。

そうして物欲しげに口をあけた尻穴にゆっくりとペニスがめり込んでいくのを、みつきは呆然と目を見開いて見つめていた。
想像と違う痛み、感覚、そして自分の上に乗っているオレンジ色の頭の男。
吐き気にも似た気持ち悪さが腹の中をぐるぐると回り、気が遠くなった瞬間だった。
浅い所を突いていたペニスの先が腸壁に隠された小さなしこりを見つけたのだ。

「ひっ！？あッあッあッアアアーッ！？」

「っは、キツ･･･、ここっ、みつきちゃんの、イイトコだろ？ほーら、もう、みつきちゃん、男の味、覚えちゃうぜぇ？」

そのままゴリゴリと亀頭でそこを抉られ、みつきは自分のつま先が佐助の頭の後ろでピンと伸びたのを見た。
そのまま亀頭は奥へと潜っていくが、佐助のペニスに浮いた血管が、筋が、小さなしこりを押し潰しながら通過してゆく。