みつきの、細いと言っても4本もの指を銜え込む菊門は柔らかい。
シーツを握り締め、今はもう甘い鼻声しか出さなくなったみつきを見下ろし、佐助はちろりと舌なめずりをする。
すこし悪戯をするだけだったのに、いつの間にか最後までしてしまうつもりになっている。
旦那とはどんな性交をしていたのだろうか。
直接旦那にみつきとの関係を聞いたことはなかったが、いつもあれだけの自慰をしているのだ、初々しくぎこちないものなのだろう。

「みぃちゃん、あんなやらしい事一人でしてるなんて可哀そうだから、俺様が満足させてあげる」

尻に埋め込んだ2本の指も、もう簡単に抜き差しが出来る。
佐助の唾液と先走りでまるで女の秘所のように潤い、濡れた音を立てるそこから指を引き抜くと、みつきは小さく呻き、ハッとしたように固く瞑っていた瞼を開けた。
そうして自分の上いる佐助がズボンのベルトを外し始めたのを見て、泣きボクロをぎゅうと歪ませて幾度も首を振る。

「い、やだ、せんせい、いや、やめ、」

うつ伏せになり、震える腕で這いずってなんとか逃げようともがくみつきの細い足首を、佐助は大きな手のひらでがっしと掴み寄せた。
身体はカッカと熱を持っているのに、緊張でガチガチに固まっているのがまるで生娘を相手にしているようでたまらないと思う。

「ん、みぃちゃんのお尻ちいちゃいね」

身体を寄せ、逃げようとする腰を掲げるように掴むと、震える尻たぶを両方の親指で押し開く。

「あっは、穴、真っ赤になってめくれてる･･･ぱくぱくしちゃって･･･」

すっごくやらしい、と佐助は膝立ちになると自分の猛ったモノをぐ、とそこに押し当てた。


何か熱く、固く、ぬるぬるとするものが自分の尻に押し開いてくるのを、みつきは白く、糊がきいたシーツに痛いほど頬を押し付けながら感じていた。
ペニスだ、猿飛先生の、ペニス。
みつきはそのぞっとする感覚に叫び声を上げようとするが、大きく開いた口からは何も音が出ず、はくはくと口を開閉することしかできない。
助けて、助けて幸村、と何度も何度も心の内で叫んでいると、ちゅぽっ、と濡れた音を立てて押し当てられていたペニスが外され、やっと息がつけるようになる。

「ッ、ハッ、･･･せ、先生、せんせ、猿飛せんせい、も、もう、はなし、て」

荒い呼吸を吐きながら、止めてもらえるのか、助かるのか、とみつきが淡い期待を抱き、顔を上げようと身を捩った瞬間、再びぐぐっ、と尻に熱いものが押し当たる。
今にも潜り込んできそうなそれは、ぬるぬるとすべりがよく、たまに尻穴からはずれてぬるりと睾丸を突いていく。

「ヒッ、ヤッ、いや、やめ、」

「あはー、みつきちゃんの尻穴柔らかい。そんな綺麗な顔してさ、何人の男のマラ咥え込んできたの？こんな身体じゃ初心な旦那で満足する訳がないよねー」

言われた内容が理解できなかった。
マラというのはペニスの事だ。何人ものペニスを咥えこんだとはどういう事なのか。
尻に押し当たったペニスがぬるぬると動く度に、ぞわぞわと身体中に怖気が走り、みつきは首を振って佐助の言葉を否定する。

「く、くわ･･･っ、咥えてないっ！し、したことなんてないっ！･･･こんなっ、こんな事ぉっ！」

へぇ、と小さく笑いを含んだ声が、耳の後ろ、すぐ傍で聞こえる。
同時にまたちゅぽっと音を立ててペニスが外され、ベッドの上をもがくみつきの小さな背中に佐助が圧し掛かってくる。
逃がすわけがない、とばかりに押しつぶされ、そうして三度尻に熱い塊が押し当てられ、みつきはひぃ、と今まで上げたことのない、情けない泣き声を上げた。

「かわいい声･･･。みぃちゃん、ホントに？まだ誰とも契ったことないの？ここにマラ銜えてあんあん言ったこと、ないの？」

くぽっ、くぽっと佐助の亀頭が尻穴を押し広げては離れ、を繰り返す。
みつきはガクガクと足を震わせながら「ないっ！そんな事ないっ！」と必死で首を横に振る。
そんなみつきの背中に浮いた肩甲骨に唇を落としながら「ほんとかなぁー？ま、入れれば分かることか」と佐助はなんてことがないように呟くと、亀頭を宛がっているだけだった尻穴をペニスで思い切り割り開いた。