保健室の片隅、カーテンで仕切られた狭いベッドコーナーからはちゅぷちゅぷと濡れた音が漏れていた。
みつきに圧し掛かった佐助はその小柄な身体を簡単にシーツに縫いとめると、暴れて足をばたつかせるみつきの下半身から片手で短パンと下着を抜き取り、縮こまっていたペニスをくにくにといじり始める。
敏感な場所に触れられたからか、やめろ、離せ、と声を上げていたみつきは一瞬ビクリと大きく身体を戦慄かせると、一転して恐怖に満ちた表情を浮かべ、歯の根をカチカチと鳴らしながら青白い顔で佐助をじっと見上げてくる。
その表情もたまらなく佐助の情欲を掻き立てるとは知らずに。
にんまりと弧を描く目元をますます歪めながら、佐助はまだ皮が剥けきっていないみつきのペニスの先をクッと剥きおろし、真っ赤な肉を露出させる。
「ッ、」と小さく呻くみつきの涙目と視線を合わせながら、口に溜めた唾液を舌の上に乗せ、それをレロ、と突き出した。
何をするのか、と佐助を凝視していたみつきの目が、その突き出された舌からつう、と溢れ出てくる唾液の糸を見た。
それが自分でもあまり触れたことのない、皮が剥かれて真っ赤な肉をはみ出させている亀頭へと、まるでスローモーションのように零れ落ちてゆき、ぴちゅ、と小さな破裂音を響かせる。
「ッ、ア、」
ぬるい唾液にみつきの腰が思わず跳ね、目標がずれた唾液がとろとろとみつきのペニスにまぶされてゆく。
くにくに、と柔く揉まれていたペニスには芯が入り始め、唾液を潤滑剤にして佐助の指が動く度に濡れた音を立て始める。
「みぃちゃん、気持ちいい?あは、マラ固くなってきた」
佐助が口を開く度にペニスに熱い息がかかる。
「っふ、離せ、ァ、いや、いや、こんな、」
シーツに後頭部を擦りつけ感じ始めた快感を逃がそうと身をよじっていると、ぴちゃり、と後孔に何か固いものが当たった。
それは唾液のぬめりをかりて、一気にみつきの尻穴の中に潜り込んでくる。
「─ッ!ア、ック、」
「うわ、みぃちゃんすごいぜぇ?尻のくせにこんな簡単に指飲みこんじゃって・・・」
そのまま内壁のひだを指でこすられ、みつきは尻の奥がきゅう、と切なく引きつるのを感じた。
ペニスを扱きながら、尻穴を指でほじるのはいつもみつきがしていたオナニーと同じものだった。
しかしいつもの自分のものとは違う節くれ立った佐助の指は、当たり前にいつものオナニーとは違う動きをして、みつきの肉に隠れた小さなしこりを探すように内をぬちぬちと捏ねながら尻穴自体を広げてゆく。
「ア、ン・・・」
もどかしい。そこじゃない、もっと奥の、ひだの中なのに。