続・プチトリ!16


「若いな・・・すげぇ量じゃねぇか」

小十郎はまことのぼんやりと焦点の合わない瞳を覗き込み、半開きに開いた唇をそっと撫でる。
先ほどまで触れていた胸の突起にまで飛んだ精液は、あの時の体液と同じように白く粘り気があり、そして動物的で卑猥な匂いがした。

「ひ・・・ふ・・・こじゅうろ、さん・・・い、いっちゃった、まこ、乳首、乳首いじめられてイっちゃったの・・・」
「だな。・・・満足したか?『ご褒美』はどうする」

お互い近づけあった顔に熱い吐息がかかる。
自分のものなのか、まことのものなのかが分からない程に自分も興奮しているようだった。
ギン、といつぶりかに硬く育った股間の物を、まことの腰に押し付けながら小十郎は目の前の真っ赤な耳たぶを口に含み低く囁く。


まだだ、まだ堪えられる。まだ理性は保っている。
確かに今自分は興奮しているが、ここでまことが否と言えば自分はこの身体から手を離す事が出来る。
まことを清め、随分と熱が上がったこの身体を布団に寝かせるのだ。
自分も先程の『しゃわあ』を使えばまた篭った熱も収まるだろう。


そう小十郎は頭の端で思いながらも、まことは絶対に否と言わないだろうと強く確信していた。
そしてその通り、まことはいやいやと首を振ると顔を仰向けにし、小十郎の瞳をじっと覗き込む。

「いやぁ・・・ごほうび、欲しいの・・・まこ、ちゃんと言えたの。まこのえっちなとこ、いっぱい小十郎さんにいじめてもらって、とろとろにしてもらうの・・・それでね、」
「・・・それで?」

まだ続きがあったのか、とまことの顔にかかった前髪を払ってやりながら話を促すと、くふんと気持ち良さそうな吐息を漏らし、内股をもじもじと擦り合わせる。

「それで、まこ、小十郎さんのおちんちん、さわって、まこのお尻も、お尻の穴も、さわって、指、指入れて、ン、」
「・・・・・・」
「くちで、いっぱい小十郎さんのおちんちん、なめてから、お尻にいれるの・・・あう、こじゅうろうさ、こじゅうろうさんのおちんちん、さきっぽの太いところと、ゴツゴツしてるとこ、まこのお尻の中の、ひだひだしたとこにいっぱいこすれて、ぁ、こんどは奥まで、全部、こじゅうろうさんのおちんちん、入れて、いっぱい、白いの、出してもらうの、」

再び興奮し始めたまことは幾度も喉を鳴らして唾を飲み、頬を上気させて夢を見るように卑猥な言葉を並べ立てる。
そしてク、と腰を捩ると小十郎のペニスを尻たぶに擦り付け、か細い鼻声を漏らす。

「小十郎さんのおちんちん、おっきくなってるの、これ、まこにちょうだい・・・?」

前髪を梳いていた手に頬が寄せられ、吐息を漏らす口元から桃色の舌がちろちろと見え隠れする。
「ちょうだい、まこにご褒美ちょうだい」と小さく身体を揺すり、小十郎の手に縋りつく。

「・・・っ、まことっ・・・!」

もう、言い訳はできなかった。
自分はこの子どもに、またしてもやられたのだ。
桃色の頬、潤んだ瞳、自分を欲しいという真っ直ぐな言葉。
結局自分はこいつをかわいらしいと思ってしまい、色欲を持ってしまう。

小十郎は擦り寄るまことの身体を抱き上げると、今まで座っていた蓋の上に押し倒した。
そのまま圧し掛かってくる小十郎に、まことはたまらないとばかりに蕩けた笑みを浮かべて両手を広げる。

「小十郎さん、まこ、まこ嬉しいよぉ・・・!」

ぎゅう、と抱きついてきた身体はひどく熱かった。
その熱が心配でもあり、また愛しくもある。
小十郎の心に、この熱い身体を割り開き、きっとこの肌以上に熱いだろう内壁を思うがまま犯したいという欲望が走リ抜ける。
まことが望む通り、あの時とは逆に、今度は自分がこいつを犯すのだ。

「・・・まこと、ここ、締めとけよ」
「んぅ、小十郎さ・・・?・・・っ、あっ、アッ、アッ?!ヒッ、やぁあ!ぬるぬるッ!おちんちっ、おちんちんすご、しゅごいのぉ!」

しかし、小十郎はまことの尻穴を開くことなく、両足を掲げると腿を合わせその隙間にペニスを埋め込んだ。
高く掲げた尻の隙間から会陰、睾丸、ペニスの裏筋をグヌ、と突き、柔らかい腿の肉とぬめった性器の感触にはぁ、と熱いため息を吐く。

「まこと、熱が上がってる・・・中にはやれねぇな。今はこれが『ご褒美』だ。これ以上は、また、だな」
「ひぁ、あ、なんで、おちんち、なか、おしりに──イッ?!アッ!ひゃあぅ!アッ、アッ、アッ、おちんち、まこのおちんちんッ!こじゅうろうさんのおちんちんで、捏ねられて、ンッ、はぅ、ごりごりって、すご、すごいのっ!きもちいよぉ!おちんちんっ!きもちいいのぉ!」

不満気にいやいやと首を振るまことだったが、まるで尻を犯されている時のように小十郎が自分の上で腰を振り、ペニス同士が激しく擦れ合う快感に、力の入らない腕を上げてひっしと目の前で揺れる肩にしがみつく。
腿にも力を入れると挟み込んでいる熱いペニスの感触が強く感じられる事に気付き、まことはぎゅう、と腿を締めて小十郎の動きに合わせて腰を振る。

「ンッ、んぅッ、おしり、こじゅうろうさんっ、おしりもぐちぐちってしてぇ!お尻の穴もおちんちんでこするのぉ!」
「ハッ、このスケベ坊主が、」

肉付きの良いまことの尻たぶの隙間を小十郎のペニスが擦り上げる。
ゴツゴツと浮いた血管が、先程のオナニーでうっすらとめくれていた尻穴を刺激していき、たまらないと身を捩るまことの動きに小十郎も益々煽られた。

「ッ、まこと、そろそろ、」
「ンッ、ンッ、まこも、まこももうイっちゃうのぉ!あついの、はぅ、こじゅうろうさんのあついの、まこ、ほしい、かけて、まこのおちんちんに、こじゅうろうさんのあついの、いっぱいかけてぇっ・・・!」

ペニスを締め付ける腿の力が増し、浴室には粘着質な濡れた音と肉がぶつかる音が響く。
自分の下で揺さぶられるまことが、必死にしがみついてくるまことが、かわいらしくてしょうがない。
気付けば涙と快感でぼやけた瞳をしたまことの唇を、深く奪っていた。
熱い身体を抱き潰すように掻き抱き、じゅう、と舌を啜りながら腰を激しく打ち付ける。

「─ッ!ン─ッ、ンウ───!ヒ、──ッ!ッ!」

すぐにビクビク、と腕の中の身体が戦慄き同時に自分の下腹部に熱い飛沫がかかったのを感じ、小十郎はまことよりも先に達する事は避けられた、と小さな矜持を守りきれた事に安堵する。
そうして射精をして力の抜けたまことの腿をグッと腰で押し潰し、ペニスを擦り付けると、その小さな柔らかい身体に思い切り精をぶちまけた。
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