アンテナ2-1

まことは最近ぷんぷんする事が多くなったと思う。
それもこれも佐助さんのせいだ、と佐助のにっこりした笑顔を思い出し、まことはまたぷん!と片頬を膨らませた。

佐助がまことの乳首が索敵に使える!と血迷った事を言い出し、まことの乳首を訓練しようと追い掛け回し始まってもう5日になる。
索敵も何も、何の敵を探すのか、佐助はこの現代社会で一体何と戦っているのか、とまことは幸村と一緒になって一生懸命佐助を説得したが、「才能があるのにほったらかしにしておくのってもったいなくない?俺様の主義に反するんだよねー」なんて事を言われてしまい、なんとなく二人ともその「才能があるのにもったいない」という言葉に流されて、ちょっと訓練させて・してみてもいいかな?なんて気持ちになったのが間違いだった。
まことは自分のこのコンプレックスになっている乳首が、よくわからないがその訓練で克服できるかもしれないと、今思うとまったくもって馬鹿らしいがその時はちょっと期待したのだ。

4日目にしてとうとう折れたまことは、まずは本当にこの乳首が気配のない人間の視線だけで立つのか、と確認させられることになった。
薄手の上着しか着ちゃだめだから!と伝えられて、まことは迷った挙句、ぶかぶかしたタンクトップを選んだ。
結果、まことの乳首はタンクトップを着た瞬間から立ちっぱなしで、幸村は「某は見ていない!見ていないでござる!」と真っ赤にした顔を合わせてくれないし、まこともただただタンクトップを着て過ごしているだけなのに、どこからか佐助さんに乳首を見つめられているかもしれない、幸村さんにもこんな乳首はしたないって思われてるかもしれない、と悶々としてしまい落ち着かない。
そうして半日はじっとがまんして悶々と過ごしていたが、結局昼を過ぎるとどうにも腰がムズムズしてしまうので一度すっきりしてしまおう、とこっそりトイレでズボンを降ろした。ところを佐助に襲われた。

「んー?まこちゃん今何しようとしたの?」

「な、ど、佐助さん?!や、ここトイレ、ひゃ、」

「忍びは神出鬼没ってね!あ、やっぱり下も勃っちゃってたか。まこちゃんも旦那も気にし過ぎなんだよ。こんなんじゃ訓練にならないっての。でも、まぁ結果は上々…なのかなぁ?」

まことの背後に現れた佐助はそのまままことを自分の胸に抱え込むと、ぶかぶかのタンクトップの脇から指先を侵入させた。
ぷく、と立った乳首を見つけて乳輪ごと両手の指先で数回揉み潰すと、ピンッと佐助の指を弾く勢いで乳首が勃起する。

「ふぁああ、揉んじゃだめぇ、だめ、だめだめぇ!」

「お、立った立った。・・・ねぇ、まこちゃん。俺様がいつからまこちゃんのココ、見てたか分かる?」

耳に息を吹き込むように低い声に囁かれ、まことの身体がふるふると震える。
その合間に乳首は固い指先に強く摘まれてクンっと左右に引っ張られる。

「いぁぁ!ひっぱっるものだめなのぉ!もぉわかんないですっ、わかんない、あぁぅ、わかんなく、わかんなくなっちゃうよぉ!」

胸の皮が伸びるまでグイグイと引っ張られた後、パチンと指を離すと今度はやんわりと胸の肉を手のひらで揉み込まれる。

「そうだよね、わかんないよね?でも俺様ね、朝からずっとまこちゃんのココ、見てたんだぜ?」

佐助はまことの胸を優しく揉みながら、ちゅ、ちゅ、と首筋から耳の裏にかけて唇を落としてゆく。

「ふぁっ、あぅ・・・」

「まこちゃんの乳首は俺様に見られてるって分かってたんでしょ?だからこんなに赤くなって・・・固くなって・・・やらしく震えてるんだよね?」

ご褒美に、おっぱい舐めてあげよっか?と佐助が耳の裏で囁いて、ちゅぶ、と耳の穴に舌を差し込んでくる。
まことはひぃひぃとわめきながら首を振る事しかできない。

「ひ、だめ、耳だめ、やらしぃのだめなのぉ!おっぱいもだめ、だめ、あ、さすけさん、だめなの、だめ、だめぇ!」

くるん、と身体を回され、佐助に向かい合わせにさせられると、佐助はにっこり笑ってんべ、と舌を出す。
上目遣いで見上げられたまま、佐助の顔が、舌が自分の胸元に近づいていくのをまことはガクガクと震えながら見ている事しか出来ない。
ふぅ、と佐助の吐息が胸元にかかり思わず後ずさると、足下がヌルリと滑った。
見下ろすと、自分のペニスから大量の先走りが溢れて床に溜まっている。

「い、いやぁ・・・!やらしぃよぉ、こんなのやだぁ!」

「ねー、まこちゃんこんなにお漏らしして、ほんっとやらしーんだから・・・」

佐助は体勢を崩したまことの身体を胸を突き出すようにして支えると、再び舌に唾液を乗せてまことの乳首に近づいてゆく。

「や、こんなの、だめ、あ、や、いや、あ、あ、あっあっ!」

じわじわと近づく舌にまことのペニスからはまた先走りが漏れ、それが斜めになった身体に沿って睾丸のほうに流れてゆく。
うきゅぅ、と息を呑んだまことの喉が鳴り、ビクビクッと身体が跳ねる。
このままだと佐助さんに掛かっちゃう、と思いながらも精液が尿道を上ってくる感覚に恍惚としていると、あとちょっと、というところでペニスをぐっと掴まれた。

「んあ゙っ?!」

「はいはーい、まこちゃんもーちょっと待っててね。俺様このお利口さんな乳首にちゃーんとご褒美あげないといけないから」

行き場をなくした奔流が、まことの尿道を行き来する。
「俺様の教育って、褒めて伸ばす方針だから〜」とうそぶく佐助の声はもうまことには聞こえない。
くにゃりと力をなくして便座に座り込んだまことに佐助はにやりと笑うと、とうとう乳首に吸い付いた。
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